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ブリヂストン、「フォーミュラE」の単独タイヤサプライヤーに決定 2026-2027シーズンから4年間

2023年12月7日 発表

 ブリヂストンは12月7日、アゼルバイジャン・バクーで12月6日(現地時間)に開催されたFIA内部組織である世界モータースポーツ評議会で、ABB FIA フォーミュラE世界選手権(以下、フォーミュラE)2026-2027シーズンからの単独タイヤサプライヤーに選定されたと発表した。

 今回決定したブリヂストンのフォーミュラEへのタイヤ供給は、2026-2027シーズンから2029-2030シーズンの4年を期間とし、同社のサステナブルなグローバルモータースポーツ活動の中核となるとのこと。フォーミュラEへのタイヤ供給契約を通じてサステナブルな技術を磨き、タイヤを「創る」「使う」、原材料に「戻す」のバリューチェーン全体でイノベーションを加速させていくとした。

 さらに、同社の使命であるという「最高の品質で社会に貢献」のもと、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を起点として、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指すとともに、持続可能な社会の実現へも貢献していくとしている。

 ブリヂストン 代表執行役 Global CEO 石橋秀一氏は「ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた今年に、FIA 世界選手権に名を連ねるグローバルモータースポーツに復帰し、2026-2027シーズンよりフォーミュラEへのタイヤ供給という新たな挑戦に臨めることを大変うれしく思います。ブリヂストンは、これまで、レースにかける情熱、勝つ情熱を絶やすことなく、極限の状況で挑戦を繰り返すモータースポーツにおいて、『タイヤは生命を乗せている』を大原則に安心・安全を守り、クルマ、ドライバー、チームの最高のパフォーマンスを足下から支えてきました。この『極限への挑戦』は、タイヤメーカーとしての『原点』であり、プレミアムタイヤビジネスをグローバルに展開する基盤となっています。次のステージへ向けても、極限に挑戦し続け、すべての瞬間で断トツを追い求める情熱をコアとして、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツタイヤの開発を進めていきます。今回のFIA フォーミュラE選手権へのタイヤ供給の中核となるのは、EV時代の新たなプレミアムと位置づけ、『究極のカスタマイズ』を実現する商品設計基盤技術 ENLITENの強化拡大です。FIAとのタイヤ供給契約を通じて、2026‐2027シーズンのフォーミュラEへタイヤを供給することを楽しみにしています。私たちブリヂストンは、これまでも、そしてこれからもずっとモータースポーツに限りなき情熱を注いでいきます」とコメントしている。