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ホンダ、2024年のSUPER GTとスーパーフォーミュラ参戦体制発表
2023年12月12日 19:09
- 2023年12月12日 発表
ホンダ・レーシング(HRC)は12月12日、2024年シーズンのSUPER GT GT500クラス、全日本スーパーフォーミュラ選手権の参戦体制を発表した。
SUPER GTでは、新たに佐藤蓮選手、大草りき選手がGT500クラスに参戦、スーパーフォーミュラでは岩佐歩夢選手、木村偉織選手が参戦するなど、SUPER GT、スーパーフォーミュラ、両カテゴリーともに若手ドライバーを起用、国内最高峰の舞台でのチャンピオン獲得に向けた挑戦を続けていく。
同日、HRC代表取締役社長の渡辺康治氏がオンラインで会見し、「SUPER GT、スーパーフォーミュラともに、来年のホンダ陣営は、思い切った若手の起用も行ないながら、さらなる挑戦を続けることで、SUPER GT、スーパーフォーミュラともに頂点を目指してまいります」との意気込みを話した。
SUPER GT GT500クラス
SUPER GT GT500クラスでは新型車両「CIVIC TYPE R GT(シビック タイプアール ジーティー)」を投入、ホンダとして4年ぶりのチャンピオン奪還を目指す。ドライバーラインアップは以下のとおり。
ARTA(エーアールティーエー)
8号車:野尻智紀選手/松下信治選手
16号車:大津弘樹選手/佐藤蓮選手
Astemo REAL RACING(アステモ・リアル・レーシング)
17号車:塚越広大選手/太田格之進選手
STANLEY TEAM KUNIMITSU(スタンレー チームクニミツ)
100号車:山本尚貴選手/牧野任祐選手
Modulo Nakajima Racing(モデューロ・ナカジマレーシング)
64号車:伊沢拓也選手/大草りき選手
全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)
スーパーフォーミュラについても、ドライバーズチャンピオンを逃した2023年の雪辱を果たすべく頂点を目指すとしている。
TEAM MUGEN(チーム・ムゲン)
16号車:野尻智紀選手
15号車:岩佐歩夢選手
DOCOMO TEAM DANDELION RACING(ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング)
5号車:牧野任祐選手
6号車:太田格之進選手
PONOS NAKAJIMA RACING(ポノス・ナカジマレーシング)
64号車:山本尚貴選手
65号車:佐藤蓮選手
TGM Grand Prix(ティージーエム グランプリ)
53号車:TBA
55号車:TBA
ThreeBond Racing(スリーボンド・レーシング)
12号車:TBA
B-Max Racing Team(ビーマックス・レーシング・チーム)
50号車:木村偉織選手
SUPER GT、スーパーフォーミュラともに若手ドライバーを起用
GT500クラスのドライバーのラインアップについて、渡辺氏は「今回、特に若手のドライバーにチャンスを与えて、経験豊富なドライバーとタッグを組んで、チャンピオンを目指すという風にしています。新たに、佐藤蓮選手がARTAより、また、大草りき選手がモデューロ・ナカジマレーシングより、GT500クラスに参戦します。ホンダレーシングスクール鈴鹿の卒業生である、大草りき選手は、今年スーパーフォーミュラ最終戦の参戦で活躍をしたことで、チャンスをつかんで、GT500のドライバーとして、ホンダ陣営に加わるということになりました」と説明。
また、スーパーフォーミュラのドライバーについて、渡辺氏は「今年、FIA-F2選手権で年間4位の成績を収めた岩佐歩夢選手が、HFDPホンダフォーミュラドリームプロジェクトと、レッドブルのジュニアチーム育成ドライバーとして、F1を目指してスーパーフォーミュラに参戦します。そして、今年、スーパーフォーミュラライツでチャンピオンを獲得した木村偉織選手は、ステップアップした舞台でビーマックス・レーシング・チームから、スーパーフォーミュラで戦うことになります。今年のルーキー、最終戦で初優勝を果たした、ドコモチームダンデライアンの太田格之進選手のさらなる飛躍も期待しています」とコメント。
そして、渡辺氏は「2021年、2022年に、2度のチャンピオンを獲得した野尻智紀選手ですけれども、チーム無限と複数年の契約を締結しました。野尻選手には、これからの2年もホンダ陣営のエースとして、さらに活躍を期待しているという、われわれの思いの表れでもあります。また、今年のレース中のケガから回復中の山本尚貴選手については、来シーズンもスーパーフォーミュラ、SUPER GTでの活躍を期待しており、ケガからの1日も早い復活を願っています」と話した。