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レクサス新型「LM」、パナソニックの「後席48インチディスプレイシステム」を採用

2023年12月13日 発表

レクサスLMの後席に搭載されているパナソニックの「後席48インチディスプレイシステム」

 パナソニック オートモーティブシステムズは12月13日、レクサスが6月に発売した次世代フラグシップモデル新型「LM」に、「後席48インチディスプレイシステム」が採用されたと発表した。

 後席48インチディスプレイシステムは、リアシート乗員のためのエンターテインメントシステムで、リアシートでテレビやラジオを楽しめるほか、HDMI端子やWi-Fiに接続することで、パソコンやモバイル端末との接続も可能とし、車室内の快適性を向上させるもの。

レクサスLM
LMの後席

 パナソニックの後席ディスプレイシステムは、1997年から自動車メーカーに純正採用された実績を持ち、今回のシステムでは、画面サイズの最大化のため液晶パネルメーカーと協業し、後席ディスプレイシステム内の意匠パネルや表示部の固定構造を、従来の液晶パネル周囲固定方式から背面固定方式へ変更することで狭額縁化を実現。

 車載部品に求められる強度への影響を考慮しつつ最適設計し、従来品より額縁幅を42%削減に成功。これにより車両デザインを損なうことなく、従来品2枚分の画面サイズとなるPillar to Pillar(ピラー トゥ ピラー)の48インチディスプレイの搭載を可能にした。

従来後席ディスプレイシステムとの比較

 アスペクト比32:9という横長ディスプレイの特徴を生かし、センター1画面モード(FHD)、左右別ソースを表示できる左右2画面モード(FHD×2)、さらに32:9の横長1画面モードと、後席乗員の用途に応じた画面切り替えも可能。また、左右2画面モードでは、ワンタッチで左右画面の入れ替えも可能としている。HDMI端子も2系統搭載し、エンタメだけでなく、車室内で仕事をするユースケースにも適応させた。

センター1画面
左右2画面
横長1画面