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豊田章男会長、タイでGRヤリス ラリー1をデモラン 新型プリウスのレーシングハイブリッドコンセプトも展示

GRヤリス ラリー1でのデモランを終え、会場の観客に応えるモリゾウ選手こと豊田章男会長

 TOYOTA GAZOO Racingは12月19日、タイの首都バンコクでTOYOTA GAZOO Racing Festivalを開催。大嶋和也選手、佐々木雅弘選手らに加えモリゾウ選手ことトヨタ自動車 豊田章男会長が日本から訪れ、レーシングマシンのパフォーマンスを多くの観客に披露した。

 このように海外でTOYOTA GAZOO Racingがイベントを開催するのは、8月23日に行なったフィリピンのイベントに続いてのものになる。いずれもASEAN(東南アジア諸国連合)において開催されており、豊田会長自らがモータースポーツの楽しさを発信することで、アジア重視の姿勢が強く打ち出していた。

見事なドーナツターンを披露するモリゾウ選手

 会場にはWECマシンや、ル・マン24時間で初公開された「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」も展示。ハイブリッドに関しても訴求されていたのが印象的だった。

 TOYOTA GAZOO Racingは、12月22日~23日(現地時間)にタイのブリラムで行なわれる10時間耐久レースに新型プリウスをベースとしたレーシングカーを、シーピールーキーレーシング(CP ROOKIE Racing)「CP ROOKIE PRIUS CNF-HEV GR concept」として投入。水素カローラ、カーボンニュートラル燃料のGR86とともに、ハイブリッド車も含めた脱炭素のレースを訴求していく。

会場に展示されたPrius 24h Le Mans Centennial GR Edition
GR車両も多数展示

 ドライバー陣も豪華で、モリゾウ選手をはじめ、小倉康宏選手、カチョーン・チャラワノン氏、佐々木雅弘選手、片岡龍也選手、大嶋和也選手、蒲生尚弥選手、山下健太選手、平良響選手、加藤恵三選手、豊田大輔選手と、ルーキーレーシングメンバーを予定。2022年に協業を発表した、CPグループとの取り組みも見せていくようだ。

イベント開始前の記念写真