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日産、90周年を祝うアニバーサリーイベント開催 伊藤かずえさん、千原ジュニアさん、谷まりあさんが“日産愛”を語る
2023年12月19日 18:43
- 2023年12月19日 開催
日産自動車は12月19日、神奈川県横浜市にある日産グローバル本社ギャラリーで日産の創立90周年を祝うアニバーサリーイベントを開催した。
イベントには日産の執行役副社長 星野朝子氏に加え、ゲストとして伊藤かずえさん、千原ジュニアさん、谷まりあさんの3人が出席。ゲスト登壇にあたっては、2台の「アリア」に分乗した3人が登場してレッドカーペットを歩いたあと、「90周年記念オブジェ」、展示車両と並んでのフォトセッションも行なわれた。
「これからも日産のワクワクにぜひご期待いただければ」と星野副社長
アニバーサリーイベントでは最初に星野副社長があいさつを行ない、続いて90周年を記念して制作された新企業CM「技術の日産90周年篇」を初公開した。
星野副社長はあいさつで「これまで従業員、販売会社、サプライヤーの皆さまはもちろんのこと、多くのお客さまに支えられて、日産自動車は12月26日で創立90周年を迎えることになりました。日産は創業以来、『他のやらぬことをやる』という創業者の熱い思いをDNAとして浸透させ、これまでいろいろな技術やクルマを磨いて、世界中のお客さまにクルマに乗るワクワク、ドライビングするドキドキをお届けしてまいりました。革新的な技術やクルマ、サービスやコミュニケーション、販売のやり方などすべてのタッチポイントでクルマを超えて世の中にワクワクをお届けしたいと考えてきました」とコメント。
「このたび、『これまでも、これからも、技術の日産が人生を面白くする』というメッセージを込めた90周年特別CMを作りましたので、まずはご覧ください」と説明して新企業CMをお披露目した。
「いかがだったでしょうか? ご覧いただいたCMには、これまで皆さんに愛していただいた日産が誇るワクワクするクルマたちを一堂に集めて、皆さんに対する感謝の気持ちを込めています。そして日産が目指し、追求しているクルマの電動化、自動化といったものをつうじて、移動だけにとどまらないモビリティのあり方までも変えていきたいといった思いを表現した内容となっています。これからも日産のワクワクにぜひご期待いただければと思っております。また、日産ファンの皆さまによろこんでいただけるような新たな企画についても今後実施する予定ですので、どうぞご期待ください」と星野副社長は述べている。
ゲストが“日産愛”を語るトークショー
新企業CMのお披露目に続き、星野副社長とゲスト3人によるトークショーも行なわれた。ゲストの3人は、伊藤さんと千原さんは長年日産車を乗り続けている日産ファンであり、谷さんは日産がネーミングライツを取得した「伊勢志摩 e-POWER ROAD」のPRで「ノート e-POWER」を運転した縁で出席している。
伊藤さんはこれまで弊誌でも多数のレストア記事で紹介しているように、初代「シーマ」(FPY31型)を新車購入から30年以上に渡って愛用。レストアされてピカピカになったシーマを見て感激のあまり泣いてしまったとコメント。それ以前は痛んでしまったボディの塗装を、日産の社員で整備士をしていた父親と協力して自分で再塗装していたが、まだらになってしまっていたボディが新車のような輝きを取り戻し、機関も好調を取り戻して「免許を返納するまで乗り続けていきたい」と意気込みを語った。
千原さんは4代目「セドリック」(330型)の後期モデルを上京して初めてのクルマとして購入。「目立つので数々の写真週刊誌に撮られました」というエピソードを披露したほか、運転しながらお笑い界でどうやって生きていこうか、これから行くTVの収録でどうしようかなどさまざまなことを考え、数多くのネタがセドリックの車内で生まれたことなどを語った。現在は自動車関連の仕事をする友人に預かってもらっているとのことだが、青春時代をともにすごしてきた愛車で機会があればまた乗るようにしたいと希望を述べた。
谷さんはノート e-POWERでドライブした時の感想を「ワンペダルでスムーズに走れて、運転に自信を与えてくれてさらに運転が好きになりました」とコメント。また、伊藤さんと千原さんの愛車エピソードを聞いて、「こんなに長く同じクルマを愛用して、思い出ができていくと聞くと、これからもっとクルマについて知りたいなという気持ちが湧いてきますね」と感想を口にした。
トークショーの最後に星野副社長は「今日はあらためて皆さんの日産に対する愛と期待を聞かせていただいて、身の引き締まる思いや、こういった愛情に応えていけるよう、背筋を伸ばしてますます面白い、ハンサムなクルマをたくさん出していかなければならないなと感じました。『他のやらぬことをやる』というDNAを使って、大きなスクリーン、手放しでの運転、AIでのセンシングといったいろいろなアイデアをクルマに詰め込んでお客さまに提供していきたいと思います。それによって皆さまの移動の世界が変わったと感じていただくことが、次の10年に向けたわれわれの目標になると考えております。これからどうなっていくかは分かりませんが、10年後の100周年記念を目指して日産自動車はますます面白い、『こう来たか!』という技術、クルマを生み出していきたいと思っております。ぜひご期待ください」と締めくくった。