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日産、90周年を祝うアニバーサリーイベント開催 伊藤かずえさん、千原ジュニアさん、谷まりあさんが“日産愛”を語る

2023年12月19日 開催

90周年アニバーサリーイベントでトークショーを行なった4人。左から日産自動車株式会社 執行役副社長 星野朝子氏、千原ジュニアさん、伊藤かずえさん、谷まりあさん

 日産自動車は12月19日、神奈川県横浜市にある日産グローバル本社ギャラリーで日産の創立90周年を祝うアニバーサリーイベントを開催した。

 イベントには日産の執行役副社長 星野朝子氏に加え、ゲストとして伊藤かずえさん、千原ジュニアさん、谷まりあさんの3人が出席。ゲスト登壇にあたっては、2台の「アリア」に分乗した3人が登場してレッドカーペットを歩いたあと、「90周年記念オブジェ」、展示車両と並んでのフォトセッションも行なわれた。

日産「アリア」からゲスト3人が登場(1分59秒)
「90周年記念オブジェ」の前でのフォトセッション
90周年記念オブジェにはシルバーのハコスカ、ケンメリ、フェアレディZミニカーが並べられていた
展示車両と並んでのフォトセッション
会場で初公開された新企業CM「技術の日産90周年篇」のラストシーンで大写しになるフェアレディZ、アリア、「スカイライン GT-R」の3台が展示された

「これからも日産のワクワクにぜひご期待いただければ」と星野副社長

日産自動車株式会社 執行役副社長 星野朝子氏

 アニバーサリーイベントでは最初に星野副社長があいさつを行ない、続いて90周年を記念して制作された新企業CM「技術の日産90周年篇」を初公開した。

 星野副社長はあいさつで「これまで従業員、販売会社、サプライヤーの皆さまはもちろんのこと、多くのお客さまに支えられて、日産自動車は12月26日で創立90周年を迎えることになりました。日産は創業以来、『他のやらぬことをやる』という創業者の熱い思いをDNAとして浸透させ、これまでいろいろな技術やクルマを磨いて、世界中のお客さまにクルマに乗るワクワク、ドライビングするドキドキをお届けしてまいりました。革新的な技術やクルマ、サービスやコミュニケーション、販売のやり方などすべてのタッチポイントでクルマを超えて世の中にワクワクをお届けしたいと考えてきました」とコメント。

「このたび、『これまでも、これからも、技術の日産が人生を面白くする』というメッセージを込めた90周年特別CMを作りましたので、まずはご覧ください」と説明して新企業CMをお披露目した。

新企業CM「技術の日産90周年」篇(30秒)
動画の公開後には新企業CMに楽曲提供したmiletさんからのお祝いメッセージも紹介された

「いかがだったでしょうか? ご覧いただいたCMには、これまで皆さんに愛していただいた日産が誇るワクワクするクルマたちを一堂に集めて、皆さんに対する感謝の気持ちを込めています。そして日産が目指し、追求しているクルマの電動化、自動化といったものをつうじて、移動だけにとどまらないモビリティのあり方までも変えていきたいといった思いを表現した内容となっています。これからも日産のワクワクにぜひご期待いただければと思っております。また、日産ファンの皆さまによろこんでいただけるような新たな企画についても今後実施する予定ですので、どうぞご期待ください」と星野副社長は述べている。

ステージ上には10月のジャパンモビリティショーで世界初公開されたBEV(バッテリ電気自動車)のコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」も置かれていた
「ニッサン ハイパーフォース」

ゲストが“日産愛”を語るトークショー

星野副社長とゲスト3人によるトークショー

 新企業CMのお披露目に続き、星野副社長とゲスト3人によるトークショーも行なわれた。ゲストの3人は、伊藤さんと千原さんは長年日産車を乗り続けている日産ファンであり、谷さんは日産がネーミングライツを取得した「伊勢志摩 e-POWER ROAD」のPRで「ノート e-POWER」を運転した縁で出席している。

伊藤かずえさん

 伊藤さんはこれまで弊誌でも多数のレストア記事で紹介しているように、初代「シーマ」(FPY31型)を新車購入から30年以上に渡って愛用。レストアされてピカピカになったシーマを見て感激のあまり泣いてしまったとコメント。それ以前は痛んでしまったボディの塗装を、日産の社員で整備士をしていた父親と協力して自分で再塗装していたが、まだらになってしまっていたボディが新車のような輝きを取り戻し、機関も好調を取り戻して「免許を返納するまで乗り続けていきたい」と意気込みを語った。

シーマはとても乗り心地がいいものの、ハイオク指定で4km/Lほどという燃費なので、長距離移動はもう1台持っているノート e-POWERを利用することも多いという
千原ジュニアさん

 千原さんは4代目「セドリック」(330型)の後期モデルを上京して初めてのクルマとして購入。「目立つので数々の写真週刊誌に撮られました」というエピソードを披露したほか、運転しながらお笑い界でどうやって生きていこうか、これから行くTVの収録でどうしようかなどさまざまなことを考え、数多くのネタがセドリックの車内で生まれたことなどを語った。現在は自動車関連の仕事をする友人に預かってもらっているとのことだが、青春時代をともにすごしてきた愛車で機会があればまた乗るようにしたいと希望を述べた。

伊藤さんのシーマが日産でレストアされたと聞いて、「オレのセドリックもぜひ!」と星野副社長に頼み込む千原さん
谷まりあさん

 谷さんはノート e-POWERでドライブした時の感想を「ワンペダルでスムーズに走れて、運転に自信を与えてくれてさらに運転が好きになりました」とコメント。また、伊藤さんと千原さんの愛車エピソードを聞いて、「こんなに長く同じクルマを愛用して、思い出ができていくと聞くと、これからもっとクルマについて知りたいなという気持ちが湧いてきますね」と感想を口にした。

ノート e-POWERでドライブした時の感想を語る谷さん
これからの日産車が目指す方向性について、ジャパンモビリティショーで公開した3台のBEVコンセプトカーを例として星野副社長がゲスト3人に説明するコーナーも用意
千原さんはフロントマスクのかっこよさからニッサン ハイパーフォースがお気に入りになった様子
伊藤さんはくつろぎながら同乗者全員で楽しめる空間作りを実現する「ニッサン ハイパーツアラー」に興味津々
AIとバイオセンサーを使い、乗った人の気分に応じて車内を変化させる「ニッサン ハイパーパンク」のインテリアに谷さんが歓声を上げる
紹介された3台のBEVコンセプトカーからゲストが「クリスマスのお出かけに選びたい1台」を選んで説明するコーナー
谷さんはニッサン ハイパーパンクで「赤レンガ倉庫のイルミネーションを見に行きたい。車外で輝いているイルミネーションの一方で、車内では私たちだけのイルミネーションを合わせて楽しんでみたい」とのこと
伊藤さんは広さと優雅さを持つニッサン ハイパーツアラーで「シートを対面設定にして会話しながら草津温泉に行きたい」と回答
ニッサン ハイパーフォースで「子供と釣りに行きたい」という千原さん。「この顔、めちゃめちゃ男前やで。これに乗ってるお父さんは子供から尊敬されるよ」
「ますます面白い、ハンサムなクルマをたくさん出していかなければならない」と星野副社長

 トークショーの最後に星野副社長は「今日はあらためて皆さんの日産に対する愛と期待を聞かせていただいて、身の引き締まる思いや、こういった愛情に応えていけるよう、背筋を伸ばしてますます面白い、ハンサムなクルマをたくさん出していかなければならないなと感じました。『他のやらぬことをやる』というDNAを使って、大きなスクリーン、手放しでの運転、AIでのセンシングといったいろいろなアイデアをクルマに詰め込んでお客さまに提供していきたいと思います。それによって皆さまの移動の世界が変わったと感じていただくことが、次の10年に向けたわれわれの目標になると考えております。これからどうなっていくかは分かりませんが、10年後の100周年記念を目指して日産自動車はますます面白い、『こう来たか!』という技術、クルマを生み出していきたいと思っております。ぜひご期待ください」と締めくくった。

展示車両

ニッサン ハイパーツアラー
ニッサン ハイパーパンク
「リーフ 90th Anniversary」
「ノート 90th Anniversary」
「セレナ 90th Anniversary」