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メルセデス・ベンツ、コンパクトSUVのスポーツモデル「GLA 35 4MATIC」「GLB 35 4MATIC」追加
2023年12月21日 13:31
- 2023年12月21日 発売
- メルセデス AMG GLA 35 4MATIC(BSG 搭載モデル):881万円
- メルセデス AMG GLB 35 4MATIC(BSG 搭載モデル):916万円
メルセデス・ベンツ日本は12月21日、「GLA」「GLB」にスポーツモデル「メルセデス AMG GLA 35 4MATIC」「メルセデス AMG GLB 35 4MATIC」を追加して発売した。価格はGLA 35が881万円、GLB 35が916万円。
両モデルともエクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデートし、MBUX AR ナビゲーション、アドバンスドサウンドシステムなどを標準装備。また、48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を搭載することにより、高い効率性と快適性、高性能化を同時に実現したという。
そのパワートレーンには、最高出力225kW(306PS)、最大トルク400Nmを発生する直列4気筒2.0リッターターボ「M260」型エンジンを採用。低回転域での力強く自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC(カムトロニック)」を採用している。
また、今回の改良にあたってはベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V 電気システム」を採用した。回生ブレーキなどにより発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギヤシフトなどの必要に応じて、最大トルク 160Nmの動力補助を行ない、燃費低減効果だけでなくパワートレーンの総合性能を引き上げた。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化されているという。
組み合わされるAMG スピードシフト DCT 8速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域での自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギヤのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏でダイナミックな加減速を実現。エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じてバランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエグゾーストサウンドまで切り替えを行なえる。
エクステリアでは新デザインのボンネットエンブレムを採用するとともに、ホイールアーチをブラックからボディ同色に変更(GLA 35のみ)。合わせてホイールデザインを刷新した。
インテリアでは新世代のステアリングホイールを採用し、3本ツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出するとともに、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有した。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。
また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインに仕上げるとともに、オプションの「アドバンスドパッケージ」を選択すると、シックで高級感のあるインテリアを演出する本革仕様のブラックまたは同じく本革仕様でスポーティなレッドペッパーとブラックの組み合わせを選べるようにした。
さらに最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を採用し、ボイスコントロールは「ハイ、メルセデス」をキーワードとして起動。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明などにも対応する。また、音声認識だけではなくタッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでもさまざまな操作が行なえ、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることが可能。
また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、MBUX AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションを採用。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、新型ではそれに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。