日産、20台限定「キューブレトロリノベーション」 中古車の内外装をカスタマイズした特別な1台

20台限定のキューブ レトロ リノベーション

　日産自動車は1月19日、販売会社の奈良日産自動車と共同で、内外装部品のリフレッシュやカスタマイズを施した認定中古車「CUBE Retro Renovation（キューブ レトロ リノベーション）」のトライアル販売を開始すると発表した。

　この車両は東京オートサロン2023で参考出品した「CUBE Refreshed＆Retro CONCEPT」を再現した中古車で、1月22日から奈良日産にて20台限定で販売される。価格はカスタマイズメニューによって異なるほか、在庫がなくなり次第終了。

20台限定の「キューブ レトロ リノベーション」

ベースキャリア＆ルーフラックは個別オプション

　日産は現在、初めてクルマを購入する若年層ユーザーなどをターゲットに、中古車の内外装をメンテナンスしてよりよい状態にリフレッシュしたり、ユーザーの好みに応じてカスタマイズを行なった、魅力的な中古車プログラムの検討しているという。

　東京オートサロン2023に参考出品した「CUBE Refreshed＆Retro CONCEPT」は、その一環として制作されたモデルで、同車は新車の販売が終了した「キューブ」の中古車をベースに、内外装部品を交換してリフレッシュするとともに、専用カスタマイズ部品を装着してレトロ感を演出したモデル。

　ユーザーの好みや予算に応じて新品部品への交換やメンテナンスを行ない、内外装をリフレッシュさせるパッケージと、個性あふれる内外装にカスタマイズできるパッケージを認定中古車の「キューブ」に採用し、「CUBE Retro Renovation」として奈良日産で限定販売を実施する。

　また日産は、「CUBE Retro Renovation」をトライアルと位置づけ、商品や価格の市場受容性を検証しつつ、今後の事業化や対象モデル拡大の検討につなげるとしている。

カスタムパッケージ

　より個性的でレトロモダンな雰囲気を演出するカスタムパッケージ。シートカバーやホイールカバー、2トーンカラーやインテリアの専用加飾など、ユーザーの好みに応じて内容を選べる。「エントリー」「スタンダード」「プレミアム」と3段階のメニューを用意している。

カスタムパック「エントリー」は、ホイールカバーとシートカバーの設定

カスタムパック「スタンダード」は、2トーンボディステッカー（グレー色）とフロントグリルが、「エントリー」からさらにプラスされる

カスタムパック「プレミアム」では、ステッカー2種類（リアウインドウ、ボディサイト）とインテリア加飾が、「スタンダード」からさらにプラスされる

リフレッシュパッケージ

　使用過程で傷がついたり、経年劣化した部品を交換し、内外装をリフレッシュすることを目的としたパッケージ。消耗品の交換やコーティングパック、劣化した部品の交換など、車両の状態やユーザーの予算によって項目を選べる。こちらも「エントリー」「スタンダード」「プレミアム」の3段階のメニューを設定している。

リフレッシュパッケージは、ワイパーリフィルやバッテリなど消耗品やカーペット交換を行なう「エントリー」、さらにコーティングパックやワイパーアーム交換、ガラスランラバー交換などを実施する「スタンダード」、さらにヘッドライト交換や運転席スイッチ類交換、カウルトップ交換などまで行なう「プレミアム」の3段階のメニューが用意されている

【お詫びと訂正】記事初出時の車名の表記に誤りがありました、お詫びして訂正させていただきます。