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F1日本GP予選、レッドブル・ホンダRBPTが1-2でフロントロウ独占 期待の角田選手は10位
2024年4月6日 17:06
角田裕毅選手は3戦連続でQ3へ進出、ホンダパワーユニットのうち3台がQ3へ
「2024 FIA F1世界選手権シリーズ MSC CRUISES 日本グランプリレース」が
が4月5日~7日の3日間にわたって鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催されている。6日の午後には日曜日の決勝グリッドを決定する予選が行なわれた。
鈴鹿サーキットにおける日本GPは、1987年の初回から9月~11月という秋のタイミングで行なわれるのが通常だったが、2024年から第4戦と時期を変更して行なわれることになった。三重県の桜の開花が遅れたことで、桜の満開時期になり、新しい風景の中で行なわれた日本GP。15時の時点で気温は17.8℃、路面温度は27.7℃と例年よりもやや低い状況の中で予選が始まった。
Q1(予選1回目)の序盤は、これまでの3戦と同様の勢力図となった。トップ10はレッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティンで、トップタイムはマックス・フェルスタッペン選手がマーク。トップ6以下のチームでは、ダニエル・リカルド選手(3号車 RB・ホンダRBPT)だけがトップ10に入る形になった。
最終的にはランス・ストロール選手(18号車 アストンマーティン・アラムコ・メルセデス)がトップ5チームの中で唯一のQ1落ちとなり、角田裕毅選手(22号車 RB・ホンダRBPT)ら6位以下のチームにQ3進出の可能性が大幅に高まった。
Q2(予選2回目)では、Q1落ちしたストロール選手以外のトップ5チーム9台が順当にQ3(予選3回目)へ進んだ。
残り1席を巡って6台の争いになったが、最後に新品ソフトタイヤを履いたアタックで、角田裕毅選手がチームメイトのリカルド選手のタイムを破って、10位に滑り込み3戦連続Q3進出を決めた。
Q2落ちしたのはリカルド選手、ニコ・ヒュルケンブルグ選手(27号車 ハース・フェラーリ)、バルテリ・ボッタス選手(77号車 キック・ザウバー・フェラーリ)、アレックス・アルボン選手(23号車 ウイリアムズ・メルセデス)、エステバン・オコン選手(31号車 アルピーヌ・ルノー)。
マックス・フェルスタッペン選手が、開幕から4戦連続でポールポジション獲得
Q3でもレッドブルの快進撃は続き、エースのフェルスタッペン選手は1分28秒197をマークし、2位のチームメイトであるペレス選手を0.66秒引き離して36回目のポールポジションを獲得した。これでフェルスタッペン選手は開幕以来4連続ポールポジション。
3位は最後のアタックでタイムを更新できなかったものの、1回目のタイムで十分なタイムをマークしたランド・ノリス選手(4号車 マクラーレン・メルセデス)。
4位は前戦オーストラリアGPの優勝者カルロス・サインツ選手(55号車 フェラーリ)、5位はフェルナンド・アロンソ選手(14号車 アストンマーティン・アラムコ・メルセデス)、6位はオスカー・ピアストリ選手(81号車 マクラーレン・メルセデス選手)、7位はルイス・ハミルトン選手(44号車 メルセデス)、8位はシャルル・ルクレール選手(16号車 フェラーリ)、9位はジョージ・ラッセル選手(63号車 メルセデス)となった。
トップ5チーム以外で唯一Q3に進んだ角田選手は、新品のソフトタイヤが1セットしかないというほかのドライバーに比べて不利な条件の中で戦い、10位となった。これで開幕からの4戦のうち3戦でQ3に進んでおり、昨年の日本GPでの予選9位に続いて2年連続で地元GPでのQ3進出となった。
F1第4戦 日本グランプリ
順位 | カーナンバー | ドライバー | 車両 | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・レーシング・ホンダRBPT | 1分28秒866 | 1分28秒740 | 1分28秒197 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・レーシング・ホンダRBPT | 1分29秒303 | 1分28秒752 | 1分28秒263 |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン・メルセデス | 1分29秒536 | 1分28秒940 | 1分28秒489 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分29秒513 | 1分29秒099 | 1分28秒682 |
5 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・アラムコ・メルセデス | 1分29秒254 | 1分29秒082 | 1分28秒686 |
6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン・メルセデス | 1分29秒425 | 1分29秒148 | 1分28秒760 |
7 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分29秒661 | 1分28秒887 | 1分28秒766 |
8 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分29秒338 | 1分29秒196 | 1分28秒786 |
9 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分29秒799 | 1分29秒140 | 1分29秒008 |
10 | 22 | 角田裕毅 | RB・ホンダRBPT | 1分29秒775 | 1分29秒417 | 1分29秒413 |
11 | 3 | ダニエル・リカルド | RB・ホンダRBPT | 1分29秒727 | 1分29秒472 | - |
12 | 27 | ニコ・ヒュルケンブルグ | ハース・フェラーリ | 1分29秒821 | 1分29秒494 | - |
13 | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー・フェラーリ | 1分29秒602 | 1分29秒593 | - |
14 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウイリアムズ・メルセデス | 1分29秒963 | 1分29秒714 | - |
15 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ・ルノー | 1分29秒811 | 1分29秒816 | - |
16 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ・メルセデス | 1分30秒024 | - | - |
17 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ・ルノー | 1分30秒119 | - | - |
18 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース・フェラーリ | 1分30秒131 | - | - |
19 | 2 | ローガン・サージェント | ウイリアムズ・メルセデス | 1分30秒139 | - | - |
20 | 24 | ジョー・ガンユー | キック・ザウバー・フェラーリ | 1分30秒143 | - | - |