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無限、「シビック TYPE R」用無限パーツ“Group A” ダウンフォース25%増のエアロパーツなど

2024年4月19日 発売

シビック TYPE R Group A

 無限(M-TEC)は4月19日、「シビック TYPE R」に対して開発した無限パーツ“Group A”を発売した。一部商品は5月下旬、7月下旬、8月下旬、9月下旬の発売を予定している。

 FL5型シビック TYPE R用無限パーツは「Extreme “R”」をコンセプトに開発。究極のTYPE Rを実現すべく、無限のレーシングスピリットと、長年のモータースポーツ参戦により蓄積されたノウハウを注ぎ込み、野尻智紀選手を開発ドライバーに起用。開発が完了したGroup Aから発売をする。

 Group AではFL5型シビック TYPE Rの空力性能をさらに向上させるため、CFD解析や風洞試験、実走公テストを行ない、1台の車両として最適化された形状を採用して、標準車両比25%のダウンフォースを増加。空力を最適化させながら、迫力のあるスタイリングで“機能美”を実現した。

シビック TYPE R Group A

 エアロダイナミクスは、前面に大きく張り出した「フロントアンダースポイラー」がダインフォースの獲得に寄与するとともに、車両の存在感を強調。サイドとリアにはフロントからつながるようなデザインとして、ベルリナブラックでそろえた「サイドガーニッシュ」「リアアンダースポイラー」によってロー&ワイドを強め、レーシングカーのようなプロポーションとした。「リアウイング」には走行ステージによって最適な空力性能を発揮する可変式ウイングを採用。翼端板をドライカーボン製とすることで軽量化にも貢献している。

 そのほかにも、車両を鋭く攻撃的な印象へと変化させる「フロントバンパーガーニッシュ」によって無限のレーシングスピリットを主張している。

「フロントアンダースポイラー」(価格:ベルリナブラック11万円、未塗装9万9000円)。前面に大きく張り出した形状とすることでダウンフォースの獲得に寄与するとともに、シビック TYPE R の存在感を強調。ツヤありのベルリナブラック塗装。無限ロゴステッカー付属。最適なダウンフォースバランスを得るためにリアウイングとの同時装着を推奨。標準装備のフロントバンパーより約40mmダウンとなる
「サイドガーニッシュ」(価格:ベルリナブラック13万2000円、未塗装12万1000円)。前後が上に大きく張り出したデザインでシビック TYPE Rのスポーティなイメージを強調。ツヤありのベルリナブラック塗装。標準サイドスポイラーより約27mmダウンとなる
「リアアンダースポイラー」(価格:ベルリナブラック9万9000円、未塗装8万円)。車体後方に張り出しを持たせることでレーシングカーのリアバンパーをイメージさせる。左右分割タイプで、ツヤありのベルリナブラック塗装。標準リアアンダースポイラーより約19mmダウンとなる
「リアウイング」(価格:30万8000円、9月下旬発売予定)。可変式ウイングを採用するとともに翼端板をドライカーボン製とすることで軽量化に大きく貢献。翼端板を外側に大きく歪曲させ、リアウイングを大きくすることで、のびやかなプロポーションとダウンフォースの獲得を両立した。最適なダウンフォースバランスを得るためにフロントアンダースポイラーとの同時装着を推奨。未塗装。無限ロゴ入り
「フロントバンパーガーニッシュ」(価格:7万7000円、7月下旬発売予定)。鋭く攻撃的な見た目で無限のレーシングスピリットを主張。ツヤありのベルリナブラック塗装

 ハンドリングでは、走行テストを重ねてシビック TYPE R用に最適なホイール剛性を実現した専用設計の19インチ鍛造アルミホイール「FR10」をBBSと共同開発。標準装備のアルミホイールに対して約-10kg/台の軽量化を達成した。

 加えて、新たに高強度素材であるSCM435(クロムモリブデン鋼)製の「レーシングナット」「レーシングロックナット」を設定し、貫通タイプとすることでスポーティな足まわりを演出。

 さらに、車体の振動を減衰し、上質な乗り心地の実現と操縦安定性の向上を図るパーツの「パフォーマンスダンパー」をシビック TYPE Rに最適な仕様として設定した。

「アルミホイール FR10」(価格:17万6000円/本、8月下旬発売予定)。走行テストを重ね、シビック TYPE R 用に最適なホイール剛性を実現した専用設計の19インチ鍛造アルミホイールをBBSと共同で開発。標準装備アルミホイールに対して約-10㎏/台の軽量化を実現した。ホイールセンターキャップは別売り
「レーシングナット」(価格:5500円/4本、8月下旬発売予定)。高強度のSCM435(クロムモリブデン鋼)を採用。貫通タイプとすることでスポーティな足まわりを演出する
「レーシングロックナット」(価格:6600円/4本、8月下旬発売予定)。SCM435を採用。L=44mm、キーアダプター同梱

 インテリアでは、軽量化と高いホールド感を実現するフルバケットシート「MS-C」を運転席・助手席に設定。「カーボンセンターコンソールパネル」「アルカンターラシフトノブ」を設定し、インテリアをスポーティに演出する。

「フルバケットシート MS-C シートレールセット」(価格:29万7000円/運転席・助手席)。サーキット走行における激しい横Gにも耐えられる剛性と軽量化を高次元で両立。身体の部位ごとにウレタンの形状や厚みを最適化することでホールド性と快適性も両立した。表皮メッシュ生地を採用して長時間走行でも蒸れを抑制する。FIA基準をクリアした保安基準適合品
「カーボンセンターコンソールパネル」(価格:7万1500円、5月下旬発売予定)。ドライカーボンを使用し、室内をスポーティに演出する
「アルカンターラシフトノブ」(価格:2万2000円)。アルミニウム素材にアルカンターラを巻いた仕様。Φ50

 なお、「LEDテールライト」「スポーツステアリングホイール」「スポーツエキゾーストシステム」のほか、“シビック TYPE R Group B”といった東京オートサロンなどで展示されたパーツの開発も継続しているとした。