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スズキ、個人用高速輸送システム開発の米スタートアップ「グライドウェイズ」へ出資

2024年5月15日 発表

グライドウェイズが開発する個人用高速輸送システム

 スズキは5月15日、PRT(個人用高速輸送システム)を開発するアメリカのスタートアップ企業グライドウェイズ(Glydways)に出資したと発表した。スズキでは、今回の出資に加えて、グライドウェイズと車両開発・生産等における協業の検討を開始している。

 グライドウェイズは2016年に創立され、軽自動車並みの小型電動車両を専用レーンで隊列自動運転させる、オンデマンドのPRT(Personal Rapid Transit:個人用高速輸送システム)を開発している。インフラ整備や運用コスト、車両台数を抑えながら必要な時に必要な台数だけ配車することが可能な、効率的で利便性の高い新しい交通システムによって、都市のモビリティに革命を起こすことをミッションとしている。

 今回の出資について、スズキの鈴木俊宏社長は「小さな車両と簡易なインフラによって世界中の交通問題の解決を図るグライドウェイズのミッションに共感しました。スズキの『小・少・軽・短・美』の理念にも通じる同社のソリューションの実現を、スズキが培った小さなクルマ作りの技術により加速させたいと考えています」とコメントしている。