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日野、「日野標準電池パックイメージモデル」初公開 カーボンニュートラルに対する取り組みとして小型バッテリEVトラックなども展示
2024年5月23日 15:54
- 2024年5月22日~24日 開催
- 入場無料(事前登録制)
日野自動車は、パシフィコ横浜にて5月22日~24日の期間で開催されている「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」において、同社のカーボンニュートラルに対する取り組みとして、標準電池となる「日野標準電池パックイメージモデル」を初公開し、小型バッテリEV(電気自動車)トラック「日野デュトロ Z EV」なども展示した。
日野標準電池パックイメージモデルは、すでに構想を発表していたが、具体的なスタイルとして公開したのは今回が初めてとなる。標準化はバッテリユニットの低コスト化や車両と電池の所有権分離につながるもので、バッテリを毎回取り外して別充電するシステムとは異なる仕組み。
展示ではバッテリユニットのモックアップに、車両装着用のフレームが組み合わされた状態となっていた。
小型バッテリEVトラック「日野デュトロ Z EV」は専用シャシーによって超低床構造を実現。床を低くすれば荷室内に高さを稼げ、比較的軽量な荷物であれば積載量も大きくすることが可能。これまで、イベント展示では荷室内の高さを強調した架装をした展示が多かったが、今回は架装のないモデルとし、バッテリやモーターなどの配置が分かるスケルトン仕様となっている。
なお、人とくるまのテクノロジー展は7月に名古屋でも開催されるが、日野は名古屋でフラットで低い荷台に小型ノンステップバッテリEVバスとして架装した「HINO N-MOBI」や、すでに走行実証を行なっている燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」を展示予定。
ブースではこのほか、日野自動車と関西電力との合弁会社「CUBE-LINX」による商用EVを最適稼働マネジメントする「エモプラっと」の展示も行なっている。用途に適した充電設備の選定から導入、稼働後の充電計画の最適化を含めてパッケージで支援する。
そのほかにも、ブースでは日野のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みなどをパネルで展示している。