岸田総理とアップルのクックCEOがテレビ会談 来春iPhoneにマイナンバーカード機能を搭載することを確認

　政府は5月30日、岸田総理と米アップル CEOのティム・クック氏がテレビ会談を行ない、来春、iPhoneにマイナンバーカードの機能を搭載することについて確認したことを明らかにした。首相官邸の公式Xでは、岸田総理とクックCEOのテレビ会談のようすを撮影した写真を投稿している。

　すでにAndroid端末では、マイナンバーカードで利用できるサービスをスマートフォンだけで完結できるスマホ用電子証明書搭載サービスが開始されている。来春、iPhoneにも同様のサービスが搭載されると見られる。

　5月30日午前の内閣官房長官記者会見において、内閣官房長官の林芳正氏は「本日、岸田総理は、米国Apple社のCEO（最高経営責任者）、ティム・クック氏とテレビ会談を行ないました。岸田総理とティム・クック氏の間で、来年の春、マイナンバーカードの機能をiPhoneに搭載することについて確認がされました。具体的な内容については、できるだけ早い時期にお知らせできるよう、取り組みを進めていくこととしております。マイナンバーカードの機能のスマホへの搭載につきましては、これにより、iOSとAndroidの両方のスマホに搭載が可能となります。政府として、マイナンバーカードの活用機会の拡大に取り組んでいるところですが、iPhoneユーザーも、スマホ搭載による利便性を享受できるようになります。詳細はデジタル庁におたずねをいただければと思います」と報告している。