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「シボレーコルベット E-Ray」日本初公開 史上初の電動化&全輪駆動採用モデルで価格は2350万円
2024年6月1日 10:50
- 2024年6月1日 発表
米国を代表するハイパフォーマンス・スポーツカーに電動化モデル登場
ゼネラルモーターズ・ジャパンは6月1日、「シボレーコルベット」史上初の電動化&全輪駆動モデル「シボレーコルベット E-Ray」を、富士スピードウェイで開催されているイベント「CHEVROLET FAN DAY 2024」で日本初公開した。日本仕様は全車右ハンドル車となり、価格は2350万円。予約注文受付は6月7日から開始される。
「シボレーコルベット E-Ray」は、モーターでフロントアクスルを、V8エンジンでリアアクスルを駆動する駆動システム「eAWD」を搭載。1.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリはセンタートンネルに配置して、最高出力162PSと最大トルク125Nmを発生するフロントモーターに電力を供給する。一方、リアアクスルにミッドシップにレイアウトされるV型8気筒OHV 6.2リッターエンジン「LT2」は、最高出力369kW(502PS)/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpmを発生。エンジンとモーターを組み合わせることで0-60マイル/h(約0-96km/h)加速2.5秒を実現する。
「シボレーコルベット E-Ray」を発表したゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長の若松格氏は、「本日発表いたしますシボレーコルベット E-Rayは電動化によるオールホイールドライブ『e-AWD』を採用しております。これはモーターがフロントアクスル、そしてエンジンがリアアクスルを駆動する画期的なシステムです。内燃機関のパワー、高い応答性能を持つ電動モーターを緻密に制御することで、両者のメリットを高い次元で融合しております」。
「60マイル/h、すなわち96km/hまでわずか2.5秒で加速する、コルベットとしては史上最速の加速でございます。それを、システム最高出力664PS、V8エンジンの502PS、モーターの162PSをあわせた664PSのハイパワーを実現しました。また、あらゆるシーンでドライビングを楽しんでいただけるように、専用ドライブモードを8つ採用しております。このうち、ステルスモードというものがありますが、それを選びますと、電動モーターだけで駆動することが可能になります。例えば住宅街、あるいは朝早くお出かけするとか、そういった時には静かに走行して、フロントのモーターだけで走行することができます」などと特徴を紹介した。
なお、電気モーターのみの走行についてはフロントのモーターのみを使用、上限速度は約72km/h、最大航続可能距離は約4.8〜6.4km。上限速度を超えたり、アクセルを強く 踏み込んだりした場合は自動的にエンジンが始動する。
1.9kWhの容量を持つ駆動用リチウムイオンバッテリは、プラグインハイブリッドのような外部給電式ではなく、エンジンが稼働した状態で26km/h以上での走行時や減速時にフロントモーターを使用して充電される。巡航時などモーターがアシストすることで、より多くの場面で4気筒モード(アクティブフューエルマネジメント)の使用を拡大。燃料消費を抑えつつ、必要な時には瞬時に4輪全てのタイヤで加速するという。