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フォルクスワーゲン、新型「ゴルフR」世界初公開 出力アップ&「Rパフォーマンスパッケージ」で世界で最も速いフォルクスワーゲンに

2024年6月26日(現地時間) 世界初公開

新型「ゴルフR」を世界初公開

 フォルクスワーゲンは6月26日(現地時間)、新型「ゴルフR」のハッチバックとヴァリアントを世界初公開した。先行販売は7月3日からドイツで開始され、価格は「ゴルフR」が5万3795ユーロから、「ゴルフR ヴァリアント」が5万5065ユーロから。また、オールブラックでコーディネートした特別仕様モデル「ゴルフ R ブラックエディション」は5万8440ユーロからとなっている。

 2024年に本国でアップデートされた第8世代のゴルフをベースとする今回のゴルフRは、エクステリアではLED Plusヘッドライト、イルミネーション付きVWバッヂ、バンパーのエアカーテン、新しいLEDテールライトクラスターなどを備えるとともに、新たに19インチ鍛造ホイール「ヴァルメナウ」をオプションで用意。このホイールはドイツ ヴォルフスブルク郊外のヴァルメナウ地区にあるフォルクスワーゲンRの本社にちなんで名付けられており、ホイールの重量は8kg。同等のアロイホイールよりも約20%軽量という。

新型ゴルフR
新型ゴルフR ヴァリアント

 インテリアではフォルクスワーゲンが提供するモデルの中で最大サイズのディスプレイ(対角線32.8cm)を備えるとともに、グラフィックとタッチディスプレイのメニュー構造を一新し、操作性を向上。また、空調や音量調節用のイルミネーションタッチスライダーの制御や、AIベースのソフトウェア「ChatGPT」にアクセスして質問に答える音声アシスタントも新たに開発している。

新型ゴルフRのインテリア
新型ゴルフR ヴァリアントのラゲッジスペース

 パワートレーンについて、搭載する2.0リッターターボエンジンは最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nmを発生。最高出力は先代モデルより10kW(14PS)向上し、最高速はオプションの「Rパフォーマンスパッケージ」を装着した場合、250km/hから270km/hに引き上げることが可能。これにより「アルテオンR シューティングブレーク」と並ぶ世界で最も速いフォルクスワーゲンのモデルとなった。トランスミッションは7速DSGで、Rパフォーマンストルクベクタリングを備えた四輪駆動仕様となる。

 Rパフォーマンスパッケージでは「ドリフト」「スペシャル」の2つの追加モードが用意され、スペシャルモードはニュルブルクリンク北コースのコンディションに合わせた特別なセッティングになっているという。

搭載する2.0リッターターボエンジンは最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nmを発生

 なお、特別仕様モデル「ゴルフ R ブラックエディション」ではダークなVWバッヂやRロゴ、Rロゴが入ったブラックのRブレーキキャリパー、ブラックの19インチホイール、ブラックのテールパイプトリムなどを装備し、Rパフォーマンスパッケージも標準で採用する。

ゴルフ R ブラックエディション