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リケンテクノス、遮熱性能を10%以上向上させた自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ RE」開発

2024年7月10日 発表

リケンテクノスが遮熱性能を10%以上向上させた自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ RE」を開発した

 リケンテクノスは7月10日、自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ(アイスミュー)」において、既存グレードに比べて遮熱性能を10%以上高めたグレード「ICE-μ RE」を開発したと発表した。

 自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ」は、高い遮熱性に加え、フィルムの均一性と透明性に優れ、窓ガラスに貼ることでクリアな視界で快適な車内空間を演出。同社が長年培ったコアテクノロジーを投入し、「波長コントロール設計」と「コーティング技術」によって赤外線や紫外線をカットすることで、電磁波の透過を阻害せずに、高い透明性と遮熱性を実現させる。

 今回新たに開発したグレード、ICE-μ RE(開発品)の特徴としては、現行品と比べ10%以上遮熱性能が向上。熱線”反射”機能の追加により室内空調効率の向上に貢献。光反射性を加えることで従来品の熱吸収による遮熱との二重の効果を生み出すという。

 具体的には、可視光線透過率85%の従来品「RT85」の太陽光エネルギーカット率が27%であるのに対して、開発品の「RT85-RE」では太陽光エネルギーカット率32%に。

 そのほか、可視光線透過率70%の「RT70-RE」(開発品)では太陽光エネルギーカット率が48%、可視光線透過率50%の「RT50-RE」(開発品)では太陽光エネルギーカット率54%となっている。