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ボルボ、2030年までの全ラインアップEV化計画を軌道修正

2024年9月4日(現地時間) 発表

ボルボの新しいフラグシップSUV「EX90」

 ボルボ・カーズは9月4日(現地時間)、2030年までに完全なEV(電気自動車)メーカーになるとしていた内容を軌道修正する発表を行なった。

 ボルボは2021年3月に、2030年に向けてEVのみを製造し、ハイブリッド車を含む内燃機関を搭載したクルマを全世界で段階的に廃止すると発表。今回のアナウンスではその内容を軌道修正しており、2030年までに全世界の販売台数の90~100%をEVまたはPHEV(プラグインハイブリッド)に、残り0~10%を必要に応じてマイルドハイブリッドにするという内容とした。

 ボルボ・カーズのCEO(最高経営責任者)であるジム・ローワン氏は、「私たちの未来は電気自動車であるという信念を強く持っています」と述べる一方、「電動化への移行が直線的ではなく、顧客と市場が異なる普及速度で動いていることは明らかです。現実的かつ柔軟性を持ちながら、電動化と持続可能性において業界をリードします」と語っている。

 なお、同社は完全電動化という計画を打ち出して以来、EX40、EC40、EX30、EM90、EX90の5つのEVを発表。EX30については現在、欧州で3番目に売れているEVにランクされているという。