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ボルボ・カー・ジャパン、EV販売比率を2030年に100％にすると発表
2021年3月3日 12:28
- 2021年3月3日 発表
まずは2025年までにEV販売比率35％を目指す
ボルボ・カー・ジャパンは3月3日、2025年の段階で販売するモデルの約35％をEV（電気自動車）にすることを目指し、2030年には日本国内で販売するすべてのモデルをEVのみとすることを発表した。
これはスウェーデン本国のボルボ・カーズが3月2日（現地時間）に、急成長するプレミアム電気自動車市場のリーダーになることを目指し、2030年までに完全な電気自動車メーカーになると発表したことをうけたもの。ボルボが2030年に向けてEVのみを製造し、ハイブリッド車を含む内燃機関を搭載したクルマを全世界で段階的に廃止することを意味するものとなる。
この発表に伴い、日本国内においても段階的にハイブリッド車を含む内燃機関を搭載したクルマに代わり、EVの販売比率を高めていき2025年には35％、2030年には100％を目指すとした。具体的には2025年の段階で、年間販売目標2万5000台のうち約35％となる9000台弱のEV販売を目指すという。
2030年にすべてのモデルをEV化する第1歩として、3月2日（現地時間）に発表されたクロスオーバーEVモデルの「C40」を2021年秋に日本国内に導入。新型「C40」はEV専用モデルとして設計された最初の車両で、ゼロエミッションの未来へ向けたコミットメントの象徴となる。
また、C40は既存の「S」「V」「XC」からなるボディタイプとは異なるクロスオーバータイプのSUVで、緩やかな傾斜を伴うルーフラインと印象的なリアエンドデザインが特徴。新しいフロントデザインは、EVボルボの新しい顔となり、ヘッドライトは最先端のピクセルテクノロジーを備える。
そのほかにも、Googleと共同開発したAndroidオペレーティングシステムを採用した新しいインフォテインメントシステムや、ソフトウェアのアップデートをオンラインにて実施するなど、既存モデルにはない新しい取り組みが搭載されるという。
また、ユーザーの利便性の飛躍的な向上を図るため、今後導入するすべてのEVモデルはオンライン販売のみとすることも合わせて発表。最初に導入する100台のC40は、新たなサブスクリプションプランを用意するという。
これはボルボ・カーズが掲げる「フリーダム トゥ ムーブ（Freedom to Move）＝モビリティの自由」をより具現化するために、ユーザーのライフスタイルの変化に合わせ、短期での契約終了であっても追加負担なくクルマを手放すことができる画期的なプランという。詳細は2021年秋のC40販売開始時に案内するとしている。
ボルボ・カーズにとっての「サスティナブル」とは、単に電動車のラインアップを拡充するだけではなく、「開発」「製造」「使用」「リサイクル」「リユース（再利用）」、すべての領域において包括的な視点で取り組み、2040年のクライメートニュートラルの実現を目指すもので、日本国内も2021年秋のC40導入に合わせ販売店での再生可能エネルギー活用から具体的な展開を図っていくとしている。
