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ヴァレオ、独ハノーバーの「IAAトランスポーテーション」で商用車用テクノロジー出展
2024年9月10日 09:35
- 2024年9月9日 発表
ヴァレオは、独ハノーバーで2024年9月16日〜22日に開催される「IAAトランスポーテーション」に出展する。
ヴァレオは、ラストマイル配送用のバンや小型ユーティリティ車両向けの48Vハイブリッドシステムなど、IAAトランスポーテーションにおいて、商用車のニーズに応える、電動化、運転支援システム、ライティングシステム、視認性、快適性に関するソリューションを紹介する。
バッテリ・サーマル・マネージメント、空調、ヒートポンプ技術の領域では、商用EV用の暖房システムとして、サーフェスヒーティングにより車室内を低エネルギー消費で暖めてドライバーに快適さを提供する「FlexHeater」を紹介する。
ドライバー・モニタリング・システム(DMS)として、バンのフロントガラス内側のサイドピラーに組み込まれ、ドライバーの居眠りや注意散漫を防ぐ技術を紹介。
ヴァレオの「LiDAR」は世界で最初に量産された3Dレーザースキャナーであり、すでに市販車両に装備され、レベル3の自律性を実現し、特に信頼性の面で自動車業界の厳しい仕様を満たしている。人工知能に基づく高性能な認識ソフトウェアと量産技術力を組み合わせることができる最新の機器として、ヴァレオ「SCALA 3 LiDAR」が紹介される。
ヴァレオでは、アダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)と高精細(HD)ロード・プロジェクションにより安全性を高めるトラック用ライティング技術を開発している。トラックはさまざまな道路利用者とコミュニケーションをとる必要があり、ライティング・コミュニケーションとパフォーマンスの一例として、1700個を超えるLEDが組み込まれた2つのデジタルパネルを備えた「Zeekr 007 フロント・フェイシア」が紹介される。
そのほかにも、特定のワイピングパターンによってフロントガラスを完璧に洗浄して常に視界を確保する、ヴァレオ「アクアブレード」も紹介される。
ヴァレオは、2022年に開催された前回のIAAトランスポーテーション以降、この分野での受注を倍増させたとしている。ヴァレオは、長距離貨物輸送から市街地でのラストマイル配送、さらには旅客輸送まで、あらゆるモビリティの電動化のためのソリューションを提供する。