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ヤマハと三菱自動車、「アウトランダー」搭載のヤマハブランドオーディオを共同開発

2024年10月9日 発表

『Dynamic Sound Yamaha Ultimate』のスピーカー配置イメージ

 ヤマハは10月9日、三菱自動車工業と共同開発したヤマハブランドオーディオが「アウトランダー」の全グレードに搭載されたことを明らかにした。ヤマハはヤマハブランドオーディオを2020年から自動車メーカーに提供しているが、日本市場で販売される車種としては、三菱自動車「アウトランダー」が初めての搭載事例となる。

 アウトランダーの最上級グレードには12スピーカーの「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」が搭載され、そのほかのグレードには8スピーカーの「Dynamic Sound Yamaha Premium」が搭載されるが、オプションで「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」を選択可能。

 この2種類のオーディオシステムは、「アウトランダー」の商品コンセプトである「威風堂堂」を体現する音響空間を目指し、躍動感があり太く歯切れのよい低域と透明感のある美しい中高域によりアーティストが目の前にいるようなリアルで臨場感のあふれるサウンドを実現させたという。

 12スピーカーの「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」では、12個搭載するスピーカーに高性能のオリジナル振動板・磁気回路を使用。また、車速に応じて音量や音質を自動調整し、ロードノイズの影響を低減する補正機能や、ユーザーの好みや気分に応じて選べる4つのサウンドタイプを用意するなど、あらゆる走行条件下においても最高の音楽体験を提供するという。

 新型「アウトランダー」は10月31日より国内で販売を開始し、順次グローバルに展開される。ヤマハブランドオーディオが三菱自動車に搭載されるのはアセアン地域で主に展開している「エクスフォース」に次いで2車種目となり、国内で販売される車種では初めて。

新型『アウトランダーPHEV』
ツイータースピーカー

 ヤマハでは、“音楽が生まれた瞬間の感動を届けたい”という想いのもと「Brings Me Closer to the Artist」をキーワードに車室空間の音響を提案。車両の個性やコンセプト、ユーザーへ訴求する価値観と一体となったサウンドを専用設計することで、そのクルマにふさわしい理想の音を実現。今後も三菱自動車との協業を通じてヤマハブランドの高音質なオーディオ製品を提供していくとしている。