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フォルクスワーゲン、新型SUV「タイロン」をパリモーターショー2024で初公開 プラグインハイブリッドなど多彩なパワートレーン展開

2024年10月9日(現地時間)発表

新型SUV「Tayron(タイロン)」

 独フォルクスワーゲンは10月9日(現地時間)、「パリモーターショー2024」で欧州市場向けの新型SUV「Tayron(タイロン)」を初公開すると発表した。

 5人乗りまたは7人乗りが用意される新型タイロンは、トゥアレグとティグアンの中間に位置するモデル。マイルドハイブリッド(eTSI)をはじめ、2つのプラグインハイブリッド(eHybrid)、2つのターボチャージャー付きガソリンエンジン(TSI)、2つのターボチャージャー付きディーゼルエンジン(TDI)と、幅広いパワートレーンを展開する。

 プラグインハイブリッドのeHybridでは、システム出力150kW(204PS)と200kW(272PS)の2種類が用意され、19.7kWhのバッテリにより、どちらのモデルも電気のみで100km以上の航続距離を達成しているという。

 全長約4.8mの新型タイロンは、フロントではLEDヘッドライトと夜になると光のシグネチャーを作り出フォルクスワーゲンバッヂなどが備わる。価格は110kW仕様のeTSIで4万5475ユーロからとなっている。

新型タイロン

 新型タイロンについて、フォルクスワーゲン乗用車ブランドのトーマス・シェーファーCEOは、「新しいタイロンは正真正銘のフォルクスワーゲンです。その品質は細部にまで反映されています。日常生活は快適かつ実用的で、幅広い駆動システムが用意されています。この新しいフォルクスワーゲンのSUVにより、成長セグメントでのラインアップをさらに拡大し、ベストセラーのティグアンと高級SUVのトゥアレグとの差を縮めます。私はタイロンがその名を馳せ、お客さまに好評を博すと確信しています」と述べている。