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ホンダ、世界初の二輪用電動過給機付きV型3気筒エンジンなど「ミラノショー2024」へ出展
2024年11月5日 19:12
- 2024年11月5日 発表
本田技研工業の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは11月5日(現地時間)、イタリア・ミラノで開催されるミラノショー「EICMA 2024」の出展概要を発表。
ホンダは、世界初の二輪車用電動過給機搭載のV型3気筒内燃機関(ICE)エンジンコンセプトを展示するほか、ホンダの電動二輪車グローバル展開元年として「EV Fun Concept」「EV Urban Concept」の2つのコンセプトモデルをワールドプレミアする。
電動過給機付きV型3気筒エンジン(コンセプトモデル)を発表
会場に展示される電動過給機付きV型3気筒エンジンは、大型二輪車向けに新たに開発中の高効率・高性能の内燃機関(ICE)コンセプト。スリム&コンパクトを追求した水冷75度Ⅴ型3気筒エンジンは、二輪車用としては世界初の電動過給機を採用し、エンジン回転数に関わらず任意に過給をコントロールすることで、低回転からハイ・レスポンスなトルクデザインを実現。加えてスペースが限られている二輪車において、過給機の冷却に使うインタークーラーを必要としない設計を行なうことで、マスの集中化と軽量化にも貢献するという。
「EV Fun Concept」「EV Urban Concept」の2つのコンセプトモデル
会場でワールドプレミアされる「EV Fun Concept」は、ホンダ初の電動スポーツモデルで、中型の内燃機関(ICE)モーターサイクルに匹敵する性能を持ち、2025年の市販化を予定。 EV Fun Conceptのバッテリは、四輪車と同じ規格の急速充電器CCS2に対応し、急速充電も可能。車体重量とのバランスを最適化した結果、街中での使い勝手に必要十分な航続距離100km以上を想定して開発している。
また、「EV Urban Concept」は、ホンダが考える都市型電動モビリティを、機能を研ぎ澄ましたデザインやコネクテッド技術、自社開発のバッテリパックを搭載することで具現化した電動モデルで、2つのコンセプトモデルで「2030年までにグローバルで電動モデルを30機種投入」の目標に対し着実に推進する姿を示す。
そのほか、EICMA2024では「CUV e:」「NC750X」「CB750 HORNET」「XL750 TRANSALP」「CL500」「GB350S」「CRF300L」「CRF300Rally」「SH350i」「ADV350」「PCX125」といった2025年モデルのラインアップを出展。
なお、EICMA2024に出展した「CUV e:」「NC750X」「CB750 HORNET」「XL750 TRANSALP」「CL500」(日本ではCL250も導入予定)「CRF300L/CRF300 Rally」(日本ではCRF250L/CRF250 Rallyとして導入予定)「PCX125」(日本ではPCXとして導入予定)については、日本への導入を予定している。