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フォルクスワーゲン、ワゴン専用の新型「パサート」発売 価格524万8000円〜679万4000円

2024年11月25日 発売

eTSI:524万8000円〜576万4000円

TDI 4MOTION:622万4000円〜645万8000円

eHybrid:655万9000円〜679万4000円

Passat eTSI Elegance

 フォルクスワーゲン ジャパンは11月25日、9世代目となる新型「Passat(パサート)」の販売を開始した。価格は1.5リッターマイルドハイブリッドの「eTSI」が524万8000円〜576万4000円、2.0リッターディーゼルの「TDI 4MOTION」が622万4000円〜645万8000円、PHEVモデルの「eHybrid」が655万9000円〜679万4000円。

 パサートは1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るロングセラーモデルで、フォルクスワーゲンの伝説的なベストセラー「Beetle(ビートル)」を超える3400万台以上が販売された。9世代目となる新型パサートは主要マーケットである欧州市場のトレンドによってワゴンボディ専用モデルとなり、従来の「MQB」アーキテクチャーの進化版である「MQB evo」アーキテクチャを採用。これにより、多くの最先端技術を採用することに成功した。

 ボディサイズは従来よりボディを拡張し、ひとクラス上のセグメントに相当する4.9m級のサイズが与えられ、さまざまな用途・ライフスタイルに対応する包容力を獲得。特に50mm延長されたホイールベースによってリアシートの居住性が向上し、多人数乗車でも快適に過ごせるゆとりあるボディサイズとした。また、最大1920Lの荷室容量は日本のステーションワゴンとして最大級の容量を誇る。

新型パサートはワゴンボディ専用モデル。荷室容量は日本のステーションワゴンとして最大級となる1920Lの容量を誇る

 パワートレーンは、1.5リッターマイルドハイブリッドの2WD(FF)モデル「eTSI」と、2.0リッタークリーンディーゼルにフルタイム4WDシステムを組み合わせた「TDI 4MOTION」、1.5リッターエンジン搭載のPHEVモデル「eHybrid」をラインアップして、グレードは「Elegance Basic」(1.5eTSIのみ)、「Elegance」「R-Line」の3グレードを設定し、計7グレード展開とした。

主要諸元

 1.5リッターの「eTSI」のみに設定されるエントリーグレード「Elegance Basic」は、”Travel Assist”やレーンキープアシストシステム”Lane Assist”、 レーンチェンジアシストシステム"Side Assist Plus"などの最新の運転支援システムをすべて標準装備とした。そして「Elegance」グレードでは、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム”Discover Pro Max”やヘッドアップディスプレイを標準装備。「R-Line」グレードでは、専用エクステリアを身に纏い、専用シートや19インチアルミホイールを装着した。

「eTSI」は直列4気筒1.5リッターターボガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッドを搭載。エンジンは燃焼プロセスに高効率なミラーサイクルを採用し、さらに高度な技術であるガソリン用可変ジオメトリターボを組み合わせるなど、省燃費とトルクレスポンスを両立させた最新スペックのユニット。制御を最適化し、気筒休止とコースティング時のアイドルストップ時間を拡大したアクティブシリンダーマネジメント(ACT)も備えた。

Passat TDI 4MOTION Elegance

「TDI 4MOTION」に搭載する直列4気筒 2.0リッターターボディーゼルエンジンは2200barのコモンレールを採用するとともに、2連式SCR噴射を採用したツインドージング型で、高いNOx除去能力と優れたレスポンスを実現した最新世代。日本仕様は、このTDIエンジンをフルタイム4WDシステム”4MOTION”と組み合わせて展開。

Passat eHybrid R-Line

「eHybrid」は、1.5リッター「eTSI」をベースに細かなチューニングを施したPHEVモデル。システム総合出力150kW/350Nmを発生し、大容量のリチウムイオンバッテリ(総容量:25.7kWh、EV走行時最大使用容量19.7kWh)により、142kmのEV航続距離(等価EVレンジ、WLTCモード、国土交通省審査値)を実現させた。

主要装備