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HKSとDefi(日本精機)が協業、コラボ第1弾として「フルコン×オールインワンメーター」の開発スタート

2025年1月10日 発表

HKSとDefiのコラボ第1弾となる商品開発がスタートしたという

 自動車用パーツメーカーのエッチ・ケー・エス(HKS)と、車載計器メーカー日本精機のアフターマーケット向けブランド「Defi」は1月10日、東京オートサロンにて協業によるコラボレーション商品の第1弾の開発スタートを発表した。

 コラボ第1弾は、HKSの高性能フルコンピュータである「F-CON V Pro Ver3.4」と、Defiのフラッグシップオールインワンメーター「Defi Sports Display F(DSDF)」を連携させた商品で、F-CON V Proの情報をDSDFに表示することでフルコンならではの詳細な車両情報を走行中にリアルタイムで確認できるという。

両社の強みと協業による相乗効果

 1945年創業の日本精機は、車載計器をはじめとする車載部品の開発・製造などを手掛け、特に二輪車・四輪車のメーターやHUD(ヘッドアップディスプレイ)で高い世界シェアを誇っている企業。また、F1メーター・二輪レーサー用タコメーターなどの分野でも、精度や性能面でドライバーおよびメカニックから高い信頼を得ているという。そして1995年に発足した自社ブランドのDefiは、自動車の後付けメーターやディスプレイなどを設計開発するほか、業界初のリンク式メーター、自発光式のBFメーター、自社製有機ELディスプレイを使った表示器などをリリースしてきた。

 一方1973年創業のHKSは、自動車用アフターマーケットの分野でエンジンパーツ、ターボ、マフラー、サスペンション、エアクリーナー、電子制御部品などハイパフォーマンスパーツを開発&提供し、「チューニング」の文化を築き上げたリーディングカンパニー。また、アフターマーケットでの製品開発経験を活かし、自動車メーカーからの受託開発、生産経験も多く、近年では高効率化エンジン開発や環境省の補助金事業であるバッテリ交換式EVトラックの実証事業などにも携わり、持続可能な脱炭素化事業への取り組みも進めている。

 今回の協業により、電子商品開発分野でお互いが培ってきたノウハウや高品質なモノづくりを生かした新たな市場価値を生み出す商品開発が可能になり、HKSは車両の各種制御に関しての知見を生かした電子商品開発、Defiはメーター分野での高品質なモノづくりや自動車メーカー向けの各種ノウハウを生かした商品開発と、お互いの強みを生かした各種事業展開を目指すとしている。

コラボ第1弾となる開発中の製品