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アシックスと豊田合成、自動車用レザーの端革を再利用したシューズ「スカイハンド OG」

2025年2月1日 発売

1万5400円

アシックスと豊田合成で共同企画したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」

 アシックスと豊田合成は、両社で共同企画したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」を2月1日から発売する。自動車のハンドルに使用している自動車用レザーの端革を再利用した製品で、取り扱いはアシックスフラッグシップ原宿、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストア。価格は1万5400円。

 アシックスと豊田合成が協業したシューズは、廃棄を予定していたエアバッグの生地を再利用した2023年1月発売の「GEL-SONOMA 15-50(ゲルソノマ フィフティーンフィフティ)」に続く第2弾。

「GEL-SONOMA 15-50」は、異業種の2社が協力し製品化まで至ったアップサイクルの取り組みとして注目され、「2024年度グッドデザイン賞」のグッドデザイン賞を受賞し、さらに審査委員セレクション「私の選んだ一品2024」に選出された。

 新商品の「SKYHAND OG」は、1990年代に販売していたハンドボールシューズ「SKYHAND」をベースに、当時のデザインDNAを受け継ぎながらスリムなコートシルエットを現代的な履き心地にアップデート。

 アッパー(甲被)はブラックで、サイドとかかと部、ベロ部に豊田合成の端革で作ったスエードとスムースレザーを採用。これらの材料はメインアッパーの50%以上を占めていて、シンプルでスマートな質感を持たせながら、ステッチやミシン目など自動車のハンドルからインスパイアしたディテールを各所に取り入れた。

 自動車業界では、自動車製造の過程で発生する廃材を再利用することで社会全体としての廃棄を減らすことを目指しており、今回の端革の再利用はそれに沿う動き。今後もこうした新しい形で本来廃棄される予定であった材料の再利用、再活用を推進していくとしている。

アシックスと豊田合成で共同企画したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」