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マセラティ、Ken Okuyama Designとのコラボモデル「Pureness of Asia」日本初公開 最新ショールーム「マセラティ横浜港北」メディアプレビュー
2025年2月15日 09:19
- 2025年2月14日 開催
新グローバルコンセプトを採用した日本最大級のショールーム
マセラティは2月14日、新グローバルコンセプトを採用した最新ショールーム「マセラティ横浜港北」をオープン。同日にメディアプレビューが開催され、韓国で発表した「Colors of Seoul」から「Pureness of Asia」と改名したKen Okuyama Designとのコラボレーションモデルを日本初展示するとともに、日本限定車の「MC20 Cielo ロッソ ヴィンチェンテ」、世界限定車で日本には1台のみが導入される「MC20 レッジェンダ」の2台も初公開された。
マセラティ横浜港北は日本最大級の敷地面積を誇り、ショールーム延床面積は424.800m 2 。マセラティブランドの魅力を存分に体感できる空間として、新グローバルコンセプトを採用しマセラティが誇るイタリアンラグジュアリーとクラフトマンシップを表現した。
さらに、3.7tまで対応可能な最新のリフト3基を備える約400m 2 の広々としたワークショップ、環境への配慮を重視して太陽光パネルを備えたカーポートなども設置される。
マセラティ横浜港北 店舗詳細
所在地:〒224-0043 神奈川県横浜市都筑区折本町460
電話番号:045-507-6800
FAX番号:045-507-6890
営業時間:10時~18時(火曜日、第1・3水曜日定休)
店舗責任者:店長 馬場義孝氏
サービス責任者:工場長 二宮猛史氏
新車展示台数:3台
ショールーム延床面積:424.800m 2
リフト数:4基(うち3基が3.7tに対応)
Pureness of Asiaは「実際にオーダーできる1つのサンプル」と奥山清行氏
メディアプレビューでは、マセラティ ジャパン 代表取締役 兼 日本・韓国統括責任者 木村隆之氏がプレゼンテーションを実施し、マセラティ横浜港北は、2024年にリニューアルオープンしたマセラティ目黒、マセラティ心斎橋に続く国内3店舗目の新CI導入になることを紹介。ショールームとワークショップが一体となった大型店舗を交通至便な港北という場所に開設することで、神奈川県全体からの集客を図りたいとした。
マセラティ港北横浜を運営する双日オートグループジャパン 代表取締役社長 髙橋達雄氏もあいさつを行ない、2021年7月から横浜エリアの2店舗の運営を行なっているとのことで、より上質なサービスを提供するために移転を目指していたところ、今回ようやく念願が叶って新店舗をオープンできたと喜びを語った。
また特別ゲストとして奥山清行氏が招かれ、Pureness of Asiaに関するスピーチを実施。「私がマセラティとのコラボレーションをするのは二十数年以来でございまして、クアトロポルテ・ファイブ、グラントゥーリズモを当時開発・デザインをして以来です。実は私自身が開発しましたマセラティ・ファイブを私自身のクルマとして今日運転してまいりまして、もう1台動態保存しております。ですから、ファンとして私だったらこういったマセラティが欲しいなというアジアの目線から、今回木村社長と皆さんと一緒に開発をさせていただきました」と説明。
さらに「今こちらでご覧いただいているのはショーカーではありません。マセラティが今、非常に力を入れておりますフォーリセリエプログラムの中で、皆さまがここのショールーム、アトリエに来ていただいてオーダーができるのです。そのオーダーできる1つのサンプルとして、このクルマの開発をさせていただきました。このクルマの作り、塗装、内装のすべてはマセラティのイタリアの工場で実際に作ることができますし、このクルマ自体の大部分はマセラティのイタリアの工場で実際にここまで仕上げることができたわけです」と、マセラティの技術力の高さを語った。
続けて奥山氏は仕様について説明。特徴的なマセラティのロゴを用いたグラフィックは、ショーカーのように派手すぎず街中でも乗れるようにエレガントで洗練されたブランドバリューをイメージしてアパレル的なアプローチでデザインされ、塗装でデカールの技術を使いながらグラデーションを表現。ボディカラーはMC20にも用いられている特別色「ビアンコアウダーチェ」を採用し、外装の各部にはマセラティのブランドカラーであるブルーを特徴的に配色した。内装はMC20 チェロにも使われているアルカンターラやV字のグラフィックをモチーフとして採用し、「(Pureness of Asiaは)すべて皆さまが実際にオーダーできる1つのサンプルとしてのコンセプトだととらえてください」と話した。
最後に、「Pureness of Asiaと僕らが命名しましたのは、アジア圏というのは陶器の文化がございます。物の質感とか肌触りとかそういったところを非常に重要視する文化、これが日本や韓国だけでなく、アジア全般に通用する1つの大きな文化だと思いました。そういった陶器のような磁器のような質感を塗装で表わすこの色と、マセラティが持つ素晴らしい塗装工程の技術、職人技、そういったところをこちらの車両で味わっていただきたいと思います。また今後もいろいろなマセラティとのコラボレーション、そして何よりもこちらの素晴らしいショールームで皆さんと一緒に自分が次に乗るクルマをオーダーしたいと思っております」と奥山氏は思いを語った。