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新千歳空港で無人除雪機「除雪ドローンV3」による自動除雪 エバーブルーテクノロジーズ、北海道エアポート、スズキが実証実験
2025年2月26日 18:02
- 2025年2月26日 発表
エバーブルーテクノロジーズ、北海道エアポート、スズキの3社は2月26日、新千歳空港において自動除雪の実証実験を共同で実施したと発表した。実証実験では、無人除雪機の実用化に向けた取り組みとして、無人除雪機「除雪ドローンV3」を活用し、新千歳空港の空港内の一部区域を対象に自動除雪が行なわれた。
今回の実証実験に使用する無人除雪機は、エバーブルーテクノロジーズが開発する「除雪ドローン V3 プロトタイプ」で、2023年よりスズキの電動モビリティベースユニットを使ったモデルとして自動運転機能とあわせて開発中のもの。除雪作業の効率化や安全性向上、降雪地帯空港運営における持続可能なソリューションとしての可能性を検証する。
主な検証項目としては、実際の降雪環境における無人除雪機の作業効率といった「除雪性能の評価」、空港内の厳しい運用基準への適合性の「運用の安全性」、従来の除雪作業と比較した労働負担・コストの軽減効果の「省人化・省コスト化」、電動駆動によるCO2排出削減効果の「環境負荷の低減」といった項目で検証される。
実証実験の結果をもとに、無人除雪機「除雪ドローン」の実用化に向けた改良や追加開発を進め、北海道内の各空港への展開を検討していく。