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BMW、新型「2シリーズ グランクーペ」導入 日本に適したサイズの4ドアクーペ&48Vマイルドハイブリッド搭載で好燃費に
2025年3月5日 18:25
- 2025年3月5日 発表
ビー・エム・ダブリューは3月5日、同日より販売を開始した4ドアクーペモデルの新型「2シリーズ グラン クーペ」の記者発表会を開催。同社代表取締役社長の長谷川正敏氏、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティング プロダクト・マネージャーの伊藤瑠菜氏が登壇して、新型2シリーズ グラン クーペの特徴を説明した。
日本へ導入されるのは、1.5リッターガソリンエンジンで48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載モデル「220 Gran Coupé M Sport」、2.0リッターディーゼルエンジンで48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載モデル「220d Gran Coupé M Sport」、2.0リッターガソリンエンジン搭載のMパフォーマンス・モデル「M235 xDrive Gran Coupé」で、価格は528万円〜734万円。
新たなBMWファンの獲得を目指す新型「2シリーズ グラン クーペ」
同日発表された第2世代の新型「2シリーズ グラン クーペ」はプレミアムスモールコンパクトセグメントに導入されるモデル。同セグメントでBMWが展開する1シリーズや2シリーズといった製品群の中で、新型2シリーズ グラン クーペは新たなBMWのファンを獲得することを期待されたモデルとなる。
発表会に登壇した長谷川社長は、「本日発表いたします、この2シリーズ グラン クーペは、プレミアムスモールコンパクトセグメントに属するモデルでございます。BMWブランドにおいては、ハッチバックスタイルの1シリーズ、ファミリー層に向けた2シリーズ アクティブ ツアラーというモデルを持っていまして、それに加えて2ドアクーペモデルの2シリーズ クーペ、スポーツアクティビティビークルのX1、そしてクーペスタイルでスポーツアクティビティクーペのX2というモデルがございます。どれもBMWブランドにおけるエントリーモデルといった位置付けで展開させていただいてる次第でございます。特に1シリーズ、それから2シリーズと、それに加えてX1は、日本自動車輸入組合により発表されている、通年のモデル別の新車販売台数においては、ほとんど常に上位にランクされているプレミアムスモールコンパクトセグメントのモデルとなります。そういった意味では、BMWグループにとっても、われわれのビジネスにとっても、非常に重要な位置付けになっているのが現状でございます」と説明した。
新型2シリーズ グラン クーペの導入に関して長谷川社長は、「われわれとして思うところは、やはりこのセグメントに関して、もっと活性化させたいというのが1つ。それから、やはりこのセグメントというのは、お客さまのさまざまなニーズが多様化していっている中で、ちゃんとモデルをそろえていかないといけないということで、そういったところを通じて、お客さまにBMWに興味を持っていただくというのが1つと、新たにBMWのファンになってくださるお客さまが増えていくことができたらいいなということで、非常に期待しているモデルの1台でございます」との期待感を述べた。
続けて特徴に関しては、「BMWの2シリーズ グラン クーペは、いわゆるプレミアムスモールコンパクトセグメントにおいて、流麗なクーペデザインでありながらも4ドアモデルであるということで、この利便性をお客さまに理解していただければと思います。非常に日本の市場にあった寸法と、特に街中における走行に適したモデルでございます。さらに、エンジンラインアップ、これは常に、私の方からもお伝えしてますとおり、BMWは360度方位でパワートレーンをご用意させていただいております。ガソリン、それからディーゼル、さらにマイルドハイブリッドとラインアップをそろえている展開になってまいります」と紹介した。
あいさつの締めくくりとして長谷川社長は、「そういった多くのパワートレーンを用意いたしまして、お客さまのニーズにしっかりと私どもBMWとしては対応させていただきたいなと思っております。電動化にともなう新世代のBMWが持っている駆けぬける歓びを、この新型2シリーズ グラン クーペにおいても、お客さまにご提供させていただきたいなと思っております」との思いを述べた。
日本市場にマッチしたボディサイズの新型2シリーズ グラン クーペ
BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティング プロダクト・マネージャーの伊藤瑠菜氏からは、具体的な製品特徴について説明がされた。
特に、日本市場にマッチしたというボディサイズに関しては「先代モデルに比べてわずかに変更がありましたが、日本の道路環境にマッチしたサイズ感は変更ありません。全長が4550mmと先代に比べてプラス10mm、全高は1435mmでプラス5mm。ホイールベースは変更なく1800mmとなっています」と紹介。
また、新たなパワートレーンのポイントについて伊藤氏は、「今回のハイライトの1つでもございますが、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを採用したことです。これによって、先代の相当グレードである218iに比べ、出力が30馬力、トルクが60Nmアップしました。さらに、燃費消費率は、WLTCで17.5km/Lと先代に比べておよそ25%超向上し、リッターあたり3.7km航続距離が伸びております。220dではリッターあたり21.1kmと、このセグメントにおいて最大級の消費率となっております。CO2排出量を大きく低減させながら、電気モーターのアシストによって発進停止が多い都市部の走行においては、特に、走行時の快適さ、発進時の力強いリニアな加速で、より一層、駆けぬける歓びを感じていただけます」と強調した。
【お詫びと訂正】記事初出時、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティング プロダクト・マネージャーである伊藤瑠菜氏の表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。


















