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スズキ、車載電池をリユースしたソーラー街灯を磐田市の公共施設に設置

2025年3月10日 発表
お披露目式のようす

スズキ以外の施設への設置は初

 スズキと磐田市は3月10日、磐田市のカーボンニュートラル実現を目指し、「公共施設を活用したスズキ開発ソーラー街灯利用に関する連携協定」(本連携協定)を締結したと発表した。

 それに従い、スズキと磐田市は、磐田市の公共施設であるアミューズ豊田に使用済み車載電池をリユース活用したソーラー街灯を設置し、3月9日にスズキの橋本隆彦常務、静岡県磐田市の草地博昭市長が出席したお披露目式を行なった。

 今回の連携協定に基づき、スズキと磐田市は、ソーラー街灯によるCO2削減効果とソーラー街灯の有用性の検証、市民へのカーボンニュートラルの啓発を行ない、磐田市のカーボンニュートラルの実現を目指すとした。

 ソーラー街灯は、廃車から回収した小型リチウムイオン電池(マイルドハイブリッド車搭載)を活用。スズキは、2021年に廃バッテリーをソーラー街灯用電源としてリユースする技術を開発して以降、スズキ本社、マリン技術センター、横浜研究所、湖西工場にソーラー街灯の設置を順次拡大してきた。なお、スズキ以外の施設への設置は今回が初めてとなる。

 スズキは、今後増加が見込まれている使用済み車載電池の活用を通じて、再生可能エネルギーの利用を促進し、地域と連携してカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを進めていくとしている。