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三菱自動車、バーチャルカーライフアプリ「MILAND」提供開始

2025年3月31日 発表
仲間と一緒にドライブ体験する「MILAND」のアプリケーションイメージ

 三菱自動車工業は3月31日、仲間とつながるバーチャルカーライフアプリ「MILAND(ミランド)」の提供を開始した。

 JP UNIVERSEと共同開発したMILANDは、バーチャル上でクルマの所有や仲間とのドライブ、車両のカスタマイズを楽しむことで、クルマのあるライフスタイルを提案。Z世代を中心としたクルマを所有しない若者でもクルマの持つ楽しさを体感できるようにした。

 アプリはイマーシブ空間サービスのクリエーター集団JP UNIVERSEとの協業により、スマートフォンアプリケーションとしても十分な没入感と楽しさを追求したという。

「MILAND」アプリケーションイメージ

バーチャル世界で自分のクルマを気軽に所有

デジタルガレージで仲間と交流

 デジタル自動車とガレージを持つことができ、クルマを所有する疑似体験が可能。NFT化すれば自分だけの資産になり、4月上旬リリース予定機能のNFTマーケットプレイス「Open Sea(運営:Ozone Networks, Inc)」で売買も可能。

SNS感覚で仲間と一緒にドライブコミュニケーション体験

 ドライブコミュニケーション体験として、バーチャルならではの“非日常”を体験できるマップ構成で、特徴的なコースをドライブ可能。ユーザー同士で共通のミッションを持ってドライブすることもできるという。

自分のクルマをさまざまにカスタマイズ

クルマをカスタマイズ

 クルマを好きな色に変えたり、ステッカーを貼ったりと自分らしいクルマにカスタマイズすることが可能。期間限定ステッカーやミッション限定ステッカーによるカスタマイズもできる。さらに、イベントなども実施予定としている。

「MILAND」というサービス名は、「三菱自動車がつくる未踏の大陸」に由来。誰も見たことのない未踏の地で、クルマの新しい楽しみ方を見つけ出してほしいという想いで名付けられた。また、ロゴデザインは「道」をモチーフにしている

 三菱自動車では、中期経営計画「Challenge 2025」の重点戦略として「DX促進によるシームレスで効率的な顧客接点創出」を掲げていて、特に「デジタルネイティブ『Z世代』の10年後の自動車購入・利用者層の中心顧客化」や「デジタルを活用したビジネス変革(DX)および新ビジネスの創出」を重視している。その実現のため、社内外の多様な人や技術とコラボレーションしながら新しいサービスを構築していくオープンイノベーション(共創)を重要施策の1つと位置付けている。

 MILANDの提供開始とあわせて、新しいデジタルサービスを企画・実装するオープンイノベーションサイト「Relight Lab(リライト・ラボ)」を開設。特にデジタルシーズのトップランナーや新しいデジタルサービス構築を得意とする人を、法人・個人問わず募集している。