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ハーレーダビッドソン、世界限定1990台の「ファットボーイ グレイゴースト」を横浜山下ふ頭で日本初公開
2025年5月10日 16:00
- 2025年5月10日〜11日 開催
ハーレーダビッドソン ジャパンは5月10日、世界限定1990台の「ファットボーイ グレイゴースト」を、横浜の山下ふ頭で開催する「ブルースカイヘブン」(5月10日〜11日開催)で日本初公開した。会場では、ハーレーダビッドソン ジャパン代表取締役社長の玉木一史氏が登壇、鏡面風のリフレクション仕上げが施された「ファットボーイ グレイゴースト」を披露した。
「ファットボーイ グレイゴースト」は、ハーレーダビッドソンが展開する限定生産のプレミアム復刻シリーズ“アイコンコレクション”の第5弾となり、ファットボーイ発売35周年を記念モデルとして、1990年に登場した初代「ファットボーイ」へのオマージュとして登場した。日本国内での販売台数は234台で、価格は362万7800円。
会場であいさつをした玉木氏は、ファットボーイの歴史について「ウィリー・G ダビッドソンが1990年にファットボーイを世に出すにあたり、1988年にデイトナビーチへプロトタイプを持っていって、多くのハーレーファンの方からコメントをいただきながらファットボーイを仕上げたという風に聞いております」と紹介。
ハーレーダビッドソンが展開する「アイコンコレクション」について、玉木氏は「数年前から過去の名車の復刻シリーズを出しております。そして、2025年はファットボーイを選ばせていただきました。なぜファットボーイかと言いますと、ちょうど1990年から35年にあたりますので、35周年を記念しまして、今年こうした形で限定モデルを出させていただきました」と話した。
ファットボーイ グレイゴーストは鏡面風のリフレクション仕上げが特徴的で、フェンダーと燃料タンクの仕上げは、薄膜コーティングのPVD(物理蒸着)プロセスで施されており、これほど大きな部品にPVDが使用されるのはハーレーとして初めての例という。
PVDプロセスで施された薄膜コーティングに関して、玉木氏は「耐久性と耐摩耗性が優れているということで、ハーレーとしてはこれほどまでに大型のガソリンタンクやフェンダーにこのPVDを使ったというのは今までないので、そういった意味でも特別なモデルとなります」と紹介した。
ファットボーイの歴史において、映画「ターミネーター2」では、俳優アーノルド シュワルツェネッガー氏がファットボーイでロサンゼルスを駆け抜けるドラマチックなチェイスシーンに登場。映画に使用されたバイクの1台は現在、ハーレーダビッドソン ミュージアムに収蔵されているという。
玉木氏は「1991年にターミネーター2でファットボーイをアーノルド シュワルツェネッガーさんがロサンゼルスの街を疾走する名シーンがありましたけれども、そこからファットボーイの伝説が生まれたんだと思うんですよね。私もひさびさにターミネーター2をもう1度見ましたけども、やっぱりかっこいいなと思います」などと話していた。