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英ジャガー、手作業で組み立てる250台特別限定モデル「Fタイプ Project 7」を正式発表

ジャガー・Dタイプの誕生60周年を記念する“最速かつ最強のプロダクションモデル”

ジャガー「Fタイプ Project 7」
2014年6月24日(現地時間)発表

 英ジャガー・ランドローバーは6月24日(現地時間)、生産台数最大250台の特別限定モデル「Fタイプ Project 7」を生産すると発表した。納車開始は2015年半ばからとしている。

ジャガー「Fタイプ Project 7」

 2シーターコンパーチブル「Fタイプ」をベースに、1950年代に活躍した往年のレーシングモデル「ジャガー Dタイプ」をデザインモチーフに採用。車名の7は、これまでにジャガーがル・マン24時間レースで7回優勝していることを表すなど、ジャガーが持つレーシングヘリテージを強調した限定車となっており、公道走行が可能な車両としては最もパフォーマンスにフォーカスした“ジャガー史上、最速かつ最強のプロダクションモデル”と位置づけている。このため、限定250台の生産はジャガー・ランドローバーのスペシャル・オペレーションズ部門が手作業で組み立てにあたるという。

ドライバーズシートの後方にフェアリングを備え、フロントガラスの高さも下げられているといった部分がジャガー Dタイプからヒントを得たデザイン要素
カーボンファイバー製フロントスプリッターを追加し、バンパー形状も新設計。ボンネット・ベント、サイドベント・ルーバー、ミラーキャップなどにもカーボンファイバー素材を使用する
ブレーキは前輪398mm、後輪380mmのディスク、前輪6ピストン、後輪4ピストンのモノブロック・キャリパーを組み合わせる「カーボン・セラミック・マトリックス(CCM)ブレーキ」を標準装備。さらに各ホイールに正確な制動力を瞬時に与えてコーナリング時の走行ラインを最適化する「トルクベクタリング・バイ・ブレーキング(TVbB)」も採用している
追加装着されたカーボンファイバー製アジャスタブル・リアスポイラーも特注品
レーシングカーを模した軽量バケットシートは、シート中央部分にひし形パターンのキルティング仕上げを採用。4点留レーシングハーネスもアクセサリーとして設定されている
「Project 7」のロゴ入り特製トレッドプレート

 パワートレーンにはFタイプ R クーペにも搭載しているV型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャーエンジン+8速ATを採用するが、エンジンの最高出力を550PSから575PSに向上。同じV型8気筒エンジンを積むFタイプ V8 S コンバーチブルから車両重量を80kg軽量化されたことなどもあり、0-100km/h加速は3.9秒、最高速は電子リミッターにより300km/hとなる。

 足まわりでは、スペシャル・オペレーションズ部門がこの限定車用に開発したフロントサスペンション用の特注ナックルを装着。ネガティブキャンバーを増加させ、取り付け上部を改良している。このほか、フロント&リアに新設計のアンチロールバーを採用。スプリングレートとダンパー内部構造を専用セッティングとしたフロント&リアサスペンションは車高調整が可能となっている。また、電子制御デバイスの「アダプティブ・ダイナミクス・システム」はソフトウェアの再調整を実施し、「ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム」も専用チューニングを施している。

グロスブラック塗装の20インチ「Storm」アルミホイールを装着。スイッチ機能付きのアクティブ・スポーツ・エグゾースト・システムを備えるクワッドエグゾーストパイプを採用する
最新モデルのFタイプシリーズをベースに、誕生から60周年を迎えたジャガー・Dタイプのレーシングヘリテージを継承するモデルとなっている

(編集部:佐久間 秀)