TRD、100台限定の「14R-60」から空力性能を受け継ぐコンプリートカー「14R」

　TRD（トヨタテクノクラフト）は2月10日、トヨタ 86をベースとしたコンプリートカー「14R（イチヨンアール）」を発売した。価格は376万7237円～384万9710円。

TRDのコンプリートカー「14R」

　14Rは、2014年10月に100台限定で発売された同社の創立60周年記念車両「14R-60」のストリートバージョンとして開発されたモデル。完成車出荷の持ち込み登録となるが、販売台数についてはとくに限定されていない。

　ボディーやシャシーなどにはチューニングパーツを使わず、エクステリアに前後スポイラーやアンダーカバーといった車両前後の空力バランスを最適化させる専用エアロパーツを採用。手に入れたユーザーが自分の好みに応じてカスタマイズできる余地を残すコンプリートカーとして、ドレスアップ志向の人から走行性能にこだわる人まで幅広いユーザーをターゲットとしている。

各種エアロパーツで86の空力バランスを最適化

「フロントスポイラー」「フロントアンダーリップ」を追加装着

「センター出しデュアルマフラー」に対応する「リアバンパー＆リアディフューザー」も専用品

鍛造仕上げの18インチ 8Jアルミホイールに、225/40 R18タイヤを装着

「サイドスカート」はつや消しブラック仕様

標準装備の「リアトランクスポイラー」（左）のほか、38万8800円高の「GTウイング（スワンネックタイプ）」（右）も用意。GTウイングの装着時には前後の空力バランスを最適化させるため、フロントアンダーリップも専用品に交換される

「インテークマニホールドカバー」のカーボンプレートには「Spirit of“TRD Griffon Concept”」と表記されている

ボディー剛性を高める「ドアスタビライザー」も装着