ニュース

フェラーリ、V型8気筒ターボ搭載の「488 GTB」を日本初公開

0-100km/h加速3.0秒、最高速は330km/h

2015年5月14日発表

価格:3070万円

フェラーリ、ミッドシップV8モデル「488 GTB(グランツーリスモ・ベルリネッタ)」を日本初公開

 フェラーリ・ジャパンは5月14日、フェラーリのミッドシップV8モデル「488 GTB」を日本初公開した。価格は3070万円。

日本初公開された488 GTB

 488 GTBに搭載されるV型8気筒3.9リッターターボエンジンは最高出力492kW(670PS)/8000rpm、最大トルク760Nm/3000rpm(7速ギヤ使用時)を発生し、7速のDCT(7速F1デュアルクラッチ・トランスミッション)を組み合わせる。

 パフォーマンスは「458 イタリア」の0-100km/h加速3.4秒に対して、458 GTBでは0-100km/h加速は3.0秒と0.4秒短縮、0-200km/h加速は8.3秒、最高速は330km/h以上の性能を持つ。

 ターボエンジンの特性は、ターボラグ「ゼロ」を目指し最少応答時間0.8秒の応答性能を実現。また、ブレーキ性能も向上させ「サイドスリップ・アングル・コントロール2(SSC2)」や「ブレンボ・エクストリーム・デザイン・ブレーキシステム」、新タイヤの採用で、100-0km/h制動距離は29.5m、200-0km/h制動距離は117mとなっている。

488 GTBに搭載されるV型8気筒3.9リッターターボエンジン
488 GTB のインテリア

 デザインは「308 GTB」のイメージを踏襲した「エンジン・エアインテーク」をはじめ、エアロダイナミクスを取り入れたフロントデザインやアクティブエアロダイナミクス搭載のワイド・リア・ディフューザーの採用で、機能的な美しさを持つクルマに仕上げたという。

 発表会では、フェラーリ極東エリア統括マネージング・ディレクターのディーター・クネヒテル氏が登壇。歴代ミッドシップV8モデルをスライドで紹介しながら「フェラーリにミッドシップV8モデルが誕生して40年、488 GTBは新たな1ページを刻むモデルで、“伝統”“パフォーマンス”“革新”がこのモデルの戦略におけるキーワード」と紹介。続けて「488 GTBは、我々のレースにおける経験が生かされており、308 GTB 以来我々は革新的なモデルを投入してきたが、どのモデルも性能を上げながらCO2削減することを実現してきた」と、488 GTBにおいてもパワーと燃費を向上させたモデルであることを紹介した。

フェラーリ極東エリア統括マネージング・ディレクターのディーター・クネヒテル氏
発表会に展示されたフェラーリ「308 GTB」

 続けて、フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長のリノ・デパオリ氏からは、エンジンやエアロダイナミクスなど車両の特長が説明された。

 デパオリ氏は「ターボエンジンを採用することで、パワーを向上させるとともにCO2を削減することにも成功している。このターボエンジンはターボラグ“ゼロ”と反応時間は0.8秒とレースカー並みのフィーリングを提供する。サウンドも深みのある音で、回転数の上昇とともにボリュームが上がり、よりクリアな音になっていく」と、エンジンの特長を話した。

 また、エアロダイナミクスについて、デパオリ氏は「空気抵抗係数を減らしながらダウンフォースを増やすことに成功した。我々のレースで培った経験を活かして、フロントにエアロピラーを、リアにはアクティブエアロダイナミクスを採用することで、F1のDRS(ドラッグリダクションシステム)のような機能を持たせている。これにより、車両のあらゆるディテールが機能を持つ美しいクルマに仕上がった」と述べた。

フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長のリノ・デパオリ氏
488 GTBのエンジンやエアロダイナミクスについてのプレゼンテーションが行われた
エアロダイナミクスを見直すことで、空気抵抗係数を下げながらダウンフォースを向上させた
エクステリアの各所にエアロダイナミクスを考慮したデザインを採用した

 さらに、デザインに関してデパオリ氏は「サイド部にある特徴的なエアインテークは、40年前の308 GTBのアイコニックな特徴を踏襲するもの。リアでは、ディフューザーエリアの高さを確保するためエクゾーストパイプのレイアウトを見直し、デザイン全体からパワーとパフォーマンス感が滲み出ている」と紹介。最後に「フェラーリ458 GTBは、フェラーリらしいドライビングの喜びを極める頂点となるモデル」と、プレゼンテーションを締めくくった。

エクステリアの各部パーツにエアロダイナミクスの機能を持ったデザインを取り入れた
エキゾーストパイプの配置など、ディフューザーのエリアを確保するためのリアデザインを採用

(編集部:椿山和雄)