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佐藤琢磨選手、インディ500決勝は2番手スタート

2025年5月18日(現地時間) 発表
「第109回インディアナポリス500」、決勝レースは2番手スタートする佐藤琢磨選手

 インディ500「第109回インディアナポリス500」に参戦する佐藤琢磨選手は5月18日(現地時間)、同日開催された予選に参加、5月25日(現地時間)に開催される決勝レースの2番手グリッドを獲得した。

 この日は、予選初日5月17日の上位12名が出走する「トップ12セッション」に続き、ここでトップ6に入ったドライバーが進出できる「ファイアストン・ファスト6」が行なわれ、ポールポジションから12番手までのスターティンググリッドが決まる。

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.75 アマダ ダラーラ/ホンダ/ファイアストンに乗る佐藤選手は、トップ12セッションで231.686mph(約370.7km/h)をマークして6番手となり、2020年以来となる通算3度目のファスト6進出を決めた。

 続いて行なわれた「ファイアストン・ファスト6」に、佐藤選手はトップバッターとして出走。1周目:38.6226秒、2周目:38.7417秒、3周目:38.7010秒、4周目:38.7881秒で走りきり、4周の平均スピードで232.478mph(約372.0km/h)をマーク。2番グリッドを獲得した。

 これまでに佐藤選手がファスト6に進出したのは、4番グリッドを獲得した2017年と3番グリッドを獲得した2020年の2回で、偶然にも2回とも決勝レースで優勝している。

 佐藤選手は「やりました! 僕たちはフロントローに戻ってきました。この結果はチームにとってものすごく嬉しいもので、スタッフの全員を誇りに思います。アマダのマシーンは完璧でした。自分たちの持てるものすべてを引き出すことができました。(ポールポジションを獲得した)ロベルト・シュヴァルツマンとは本当に僅差でした。彼には心からおめでとうと申し上げます。HRCのことを誇りに思うとともに、彼らをフロントローに押し上げたことを誇りに思います。僕たちは、すべてをひとつにまとめあげ、ついに完璧に近いバランスを手に入れました。これはまさにチームの功績です。インディ500が楽しみで仕方ありません」とコメントしている。