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スバル/STI、「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」でニュル24時間レース参戦
2025年5月22日 11:44
- 2025年5月22日 発表
スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)は5月22日、「第53回ニュルブルクリンク24時間レース」(2025年6月19日〜22日開催)に「WRX S4」をベースとする車両「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」で参戦すると発表した。
同チャレンジは、2008年以来2025年で16回目。参戦車両「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」は2024年と同様に、2.0リッター以上2.6リッター未満のターボエンジン搭載車クラスである「SP4T」に参戦し、クラス優勝と総合順位上位を目指す。
全長約25km、高低差300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースにおいて、「速く」かつ「意のままに操る」ために、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を核として、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かしつつ、前回の参戦車両から性能を高めた。
「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」の主な改良点としては、空力関連ではダウンフォースをより効果的に得るため、ウイングステーと翼端板を新形状とし、フロアパネルを採用。エンジンではエアリストリクター径の拡大による吸気効率と燃費性能を向上。
そのほかにも、フレキシブルパフォーマンスホイールはインナーリム形状の改良による操安性を向上、ショックアブソーバーリア上側に新パーツ「STIフレキシブルフロアバーリヤ」装着により操安性を向上。エキゾーストマニホールドへのインコネル材使用による信頼性確保などが行なわれている。
チーム監督は沢田拓也氏、車両開発をとりまとめる技術監督は渋谷直樹氏が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、佐々木孝太選手(日本)、久保凜太郎選手(日本)の4名で挑む。
また、2025年も全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポート。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は1990年より継続している取り組みで、メカニックの技術力向上により、ユーザーにカーライフの「安心と愉しさ」を届けることを目的にしている。