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ヤマハ、鈴鹿8耐ライダーにジャック・ミラー選手を起用 ファクトリーチーム「YAMAHA RACING TEAM」から参戦
2025年5月26日 12:33
- 2025年5月26日 発表
ヤマハ発動機は5月26日、2025年の鈴鹿8耐「2025 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」に参戦するファクトリーチーム「YAMAHA RACING TEAM」のライダーに、ジャック・ミラー選手の起用を決定した。
ミラー選手は、MotoGP世界選手権に「Prima Pramac Yamaha MotoGP」から参戦するライダーで、8年ぶりの鈴鹿8耐出場。ミラー選手は「鈴鹿8耐でヤマハを代表して走れることを誇りに思います。2017年にヤマハに敗れて4位となったときからずっと、もう一度挑戦したいレースでした。その権威あるレースで今回はYZF-R1を駆り、ファクトリーチームであるYAMAHA RACING TEAMの一員として戦えることは大きな喜びです。ヤマハのホームレースで好成績を獲得したいと思います。日本のファンの熱い応援も楽しみにしています」とコメント。
ヤマハは、参戦車両となる「YZF-R1」で2019年以来6年ぶりにファクトリー体制で参戦。ファクトリーチーム「YAMAHA RACING TEAM」のチームメイトの1人には鈴鹿8耐で豊富な経験を持つ中須賀克行選手が決定していて、3人目のライダーは今年のスーパーバイク世界選手権に参戦するライダーから選出し近く発表する予定としている。
ヤマハ発動機 MS統括部 MS戦略部長の小野哲氏は「当社にとって創立70周年を迎える今年、レース部門における大きな活動の一つが鈴鹿8耐へのファクトリー参戦です。私たちが70年積み上げてきたチャレンジの新たな1ページとして、鈴鹿8耐では勝利を目指すとともに、70年間、支えてくれた世界中のファンの皆さんに感動を届けるべく、最高のライダーラインアップを模索してきました。そしてこのたび二人目のライダーを、MotoGPに参戦するジャック・ミラー選手に決定しました。MotoGPではダブルファクトリーの一角を担い、テスト・開発での貢献はもちろん、開幕戦からその戦う姿勢でヤマハチーム全体を引っ張り、前進する大きな力を与え続けてくれているとても大切な存在です。さらに鈴鹿8耐の経験もあり、優勝を目指すYAMAHA RACING TEAMにとってこれ以上ないライダーです。ミラー選手にはMotoGPと同様、経験と知見、情熱と闘志をチームに注いでもらい、世界中のファンの記憶に残るレースをともに披露しますのでぜひご期待ください。そして三人目のライダーについては後日あらためてご報告しますので、楽しみにお待ちください」とコメントしている。
鈴鹿8耐は約1か月後の8月1日に開幕。初日にフリープラクティスと予選セッション、2日目にはトップ10トライアル、3日目の8月3日に決勝を迎える。今後、吉川和多留氏がチーム監督を務める「YAMAHA RACING TEAM」は7月3〜4日の2日間、プライベート・テストを予定している。