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スバルと鹿島建設、大阪・関西万博会場へのアクセス道路で光ファイバセンシング技術を用いた路車協調型自動運転の実証実験開始
2025年6月24日 11:58
- 2025年6月24日 発表
鹿島建設とスバルは6月24日、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)会場へのアクセス道路として使用されている高速道路において、大阪市の協力のもとアスファルト舗装の内部に光ファイバセンサケーブルを敷設し、光ファイバセンシング技術を用いた路車協調型自動運転の実証実験を開始した。
2社は、万博会場へのアクセス道路として使用されている高速道路、阪神高速道路 淀川左岸線(2期)海老江区間に光ファイバセンサケーブルを敷設。当該区間においてシャトルバスや実験車両を走行させ、道路に作用する走行荷重による振動やひずみを検知・計測し、道路や交通管理に資する道路モニタリングを行なう。
道路モニタリングによってリアルタイムに得られる車両位置情報を自動運転車両と情報共有することで、車両位置の検出が困難なトンネル内での合流をユースケースとして、路車協調型自動運転の実証実験を行なうとしている。
なお、テストコースや高速道路における光ファイバセンシング技術を用いた路車協調型自動運転の実証実験は、いずれも日本初の事例としている。
これまでに、鹿島とスバルでは、未来のモビリティ社会における安全な道路インフラの実現および交通事故の低減を目指し、2024年9月よりスバル研究実験センター美深試験場(北海道中川郡美深町)の高速道路を模した周回コースにおいて、鹿島の光ファイバセンシングやスバル技術研究所の協調型自動運転の技術を用いた路車協調型自動運転の共同研究を進めている。当該研究においては、道路側からの低遅延かつ正確なデータ通信を要する路車協調型自動運転の試験を厳冬期環境下にて実施。これらの研究成果をもとに、阪神高速道路の「コミュニケーション型共同研究制度」を活用し、2024年12月より「光ファイバセンシング技術を用いた道路インフラの自動運転支援技術」に関する実証実験を開始している。



