ポルシェ、フェラガモとコラボしたイタリア市場限定の「911 カレラ 4 GTS」「タイカン 4S」

ポルシェ、フェラガモの特別仕様車

　ポルシェとフェラガモは6月19日（現地時間）、ポルシェ・イタリア設立40周年を記念した「911 カレラ 4 GTS」「タイカン 4S」の特別仕様車を発表した。いずれもイタリア市場限定で、ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥーアによって製造される。

　今回のコラボレーションモデルの最大の特徴は「ブルソーニョ（Blusogno）」と名付けられた特別なブルーカラー。日差しの下でわずかに紫がかって見えるこの色は、フェラガモのレディ・トゥ・ウェアコレクションや「Hug」バッグにも用いられている。

911 カレラ 4 GTS

タイカン 4S

　レオナルド・フェラガモ（サルヴァトーレ フェラガモ S.p.A会長）氏が掲げる「なるべく変えず、洗練されたディティールにこだわる」というコンセプトのもと、エクステリアにはクルマの空力特性を引き立てる細い白のラインが描かれ、インテリアでは白のレザーパイピングがシートに施された。さらに、ステアリングホイールやセンターコンソール、キーケースにブルソーニョカラーが織り込まれるなど、レザーとパルダオ木材との調和が細部にまで行き届いているという。

　また、ホイールもブルソーニョカラーで塗装され、手描きの白ラインが加えられた。ポルシェエンブレムはフェラガモのシグネチャーカラーであるレッドで彩られ、限定モデルならではの個性を際立たせた。また、同色の専用カーシートカバーも付属し、白の「FERRAGAMO」ロゴとポルシェのクレストがあしらわれている。

白の「FERRAGAMO」ロゴ

ポルシェのクレスト

　今回のモデルについて、ポルシェ・イタリアCEOのピエトロ・イノチェンティ氏は「私たちの夢は、ポルシェのスタイルとイタリアの美意識を融合させた、唯一無二の体験を形にすることでした。40年にわたり私たちを支えてきたその精神を表現するために、私たちはフェラガモという理想的なパートナーを選びました。卓越した職人技と時を超える美しさ、そして細部への情熱。この価値観を分かち合えるブランドです。フェラガモ、そしてドイツ・ツッフェンハウゼンにあるポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥーアの協力により、私たちはこのコラボレーションを、真に本物でありながら未来へとつながる形で実現することができました。このスピリットこそ、これからの私たちを導いていくものです」と語っている。