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ポルシェ、「911スピリット70」 1970年代～1980年代初頭のエッセンスを用いた全世界1500台限定モデル
2025年4月23日 16:13
- 2025年4月23日 予約受注開始
- 3341万円
ポルシェジャパンは4月23日、1970年代～1980年代初頭のエッセンスを体現した全世界で1500台限定のカブリオレ「911 スピリット 70」の予約受注を開始した。トランスミッションは8速PDKで、ステアリングは右/左を選択可能、価格は3341万円。
911 スピリット 70は、専用のオリーブネオカラーと、歴史にインスパイアされたデコレーティブグラフィック、インテリアの伝説的なパシャ柄など、ポルシェのヘリテージデザイン戦略の一環として生み出された限定モデル。ポルシェが過去のアイコニックな車両デザイン要素を現代によみがえらせた3番目の911モデルとなる。
911 スピリット 70のベースは、パフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の「911 カレラ GTS カブリオレ」で、新開発の水平対向3.6リッターエンジンは、高電圧システムとT-ハイブリッドシステム、新型PDKの電気モーターとの組み合わせにより、システム出力398kW（541HP）、システムトルク610Nmを実現している。
エクステリアでは、911 スピリット 70のために、ポルシェのデザイナーと塗装専門家が、モダンな色合いの濃厚で深みのあるグリーンとなる、オリーブネオというカラーを特別に開発。リア下部、フロントセクション、「フックス」デザインのスポーツクラシックホイールがブロンザイトカラーで塗装され、オリーブネオとコントラストを生み出している。また、ブラックのソフトトップとフロントウィンドウフレームが、911 スピリット 70の独特の視覚的存在感を強調している。
1970年代に多く見られたボンネットを横切るグロスブラックシルクの3本のデコレーティブストライプを採用。この縦縞はソフトトップにも同系色で続いている。“Porsche”の文字とグロスブラックシルク仕上げの円形のスタートナンバー（ロリポップ）をあしらったサイドのデコレーティブグラフィック、そして個別のスタートナンバーは、ポルシェの伝統的なモータースポーツへの敬意を表しているとのこと。
さらに、911 スピリット 70のボンネットには1963年の歴史的なクレストとほぼ同じポルシェクレストがあしらわれており、フロントフェンダーにはゴールドカラーの“Porsche Exclusive Manufaktur”バッヂが、トランクリッドのグリルには、ポルシェヘリテージバッヂが装着されている。加えて、リアのゴールドカラーの“Porsche”の文字とモデルロゴも特別感を与えている。
インテリアでは、ファブリックのアイコニックなブラック/オリーブネオのパシャ模様を採用。このグラフィックデザインは、はためくチェッカーフラッグを連想させ、さまざまなサイズの長方形を巧みに配置することで、パターンに一種の動きが生まれるよう工夫されている。従来のジャカードベロアの代わりに、911 スピリット 70ではフロック糸を使用したテキスタイルを組み合わせることで、ファブリックはよりスポーティになり、肌触りが改善され、特に長時間の移動において快適性が向上しているという。
また、18wayスポーツシートプラスとドアのセンターパネル、グローブボックスの内側にもパシャ模様が施されており、シートバックレストのデコレーティブインレイとダッシュボードトリムにも、オプションでパシャを使用可能。標準装備には、パシャ模様のリバーシブルトランクマットも含まれているほか、オリーブネオのデコレーティブステッチが施されたエレガントなバサルトブラックのクラブレザートリムと、バサルトブラックのクラブレザーインテリアパッケージも標準装備される。
メーターパネルは、歴史的なデザインと最先端のテクノロジーを組み合わせ、高解像度の12.65インチディスプレイには、アナログ形式のホワイトポインターとスケールラインを表示可能。グリーンの数字は「356」を彷彿とさせ、モデルロゴはフルデジタルのレブカウンターにエレガントに組み込まれている。
さらにポルシェは、Apple Vision Pro用の新しいアプリを提供。これによりユーザーは1970年代にひたれるとともに、夢のクルマをデザインでき、911 スピリット 70を段階的にカスタマイズし、その年代の象徴的なデザインについて貴重な洞察を得ることができるという。このアプリは、911 スピリット 70の登場に合わせて、2025年春にApple Vision Pro用にApp Storeで無料提供される予定とのこと。
