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BMW、限定車「XM by Kith」ライフスタイルブランドKithとのコラボ第3弾は日本1台限定
2025年6月26日 20:01
- 2025年6月26日 発表
- 2650万円
47台限定生産の「XM by Kith」。7月2日~14日注文を受け付け
ビー・エム・ダブリューは6月26日、「XM」の限定車「XM by Kith」の注文の受け付けを7月2日~14日に実施する。日本国内には1台限定の導入となり、価格は2650万円。
今回の限定車は、専用のエクステリアとインテリアデザインを備えた高性能プラグインハイブリッド。2020年の「M4 Competition Coupé」、2022年の「i4 M50 xDrive」をベースにロニー・ファイグ氏がデザインしたエディションビークルに続く、BMWとライフスタイルブランドであるKithとのコラボレーションの第3弾。
XMは1978年~1981年に製造された「M1」以来となるBMW Mの限定モデルであり、新開発のM HYBRIDドライブ・システムを初搭載。XMは、サイドアクセントストリップ、リアに配された2つのBMWエンブレム、リアライトのルーバー構造など、伝説的なミッドシップスポーツカーのデザインにインスパイアされた印象的なディテールを備えている。
XM by Kithは、M1のデビューからの経過年数を反映して47台限定で生産され、2025年後半に特にエクスクルーシブなBMW Mモデルのエンスージアストやコレクターに向けて納車される予定。このエディションでは、歴史的なモデルをベースとしたBMW Individualフローズン・テクノ・バイオレット・メタリック塗装が施されている。KithがXM by Kithのために特別に開発したこの塗装仕上げは、この限定モデルにのみ使用され、BMWが再び使用することはないため、このエディションは本当に特別なものとなるとしている。
この塗装と数々の特別なデザインフィーチャーは、現代のスポーツアクティビティビークルならではのダイナミックなプロポーションと、XMの特徴である表情豊かなラインを強調。特徴的なブラックのサイド・ウィンドウ・グラフィックとアクセント・ストリップを装着し、フロント、リア、サイドのモデル名とKithロゴのアウトラインは、テクノ・バイオレット・メタリック仕上げとなっている。また、XM by Kithには、ジェットブラック仕上げのスター・スポーク・デザインの23インチMライトアロイホイールが標準装備されている。
インテリアでは、Kithレーベルの印象的な美学による特別なディテールによってモダンなスポーツカーコクピット引き立て、イルミネーションが施されたドアシルには、1台1台の希少性を示す特別な「1/47」のバッヂを装着。ベロアのフロアマットとセンターコンソールのコントロールセンターには、KithのロゴとMのストライプがあしらわれている。
運転席と助手席のMマルチファンクション・シートのヘッドレスト下には、イルミネーションバージョンも用意。BMW Individualメリノレザー仕上げのシート表面には、センターコンソールのアームレストと同様に、Kithのモノグラムパターンがエンボス加工されているほか、コントロールディスプレイにもディテールが施されている。さらも特別なウィジェットには、XM by Kithの車名、「1/47」の徽章、MストライプをあしらったKithのロゴが含まれている。
また、XM by KithのリアにあるMラウンジは、車内のパーソナルな雰囲気を演出。シート表面にはKithのモノグラムがエンボス加工され、2つのクッションにはKithのロゴがあしらわれ、あらかじめ設定されたパープルのインテリア照明とともに、このエディションにふさわしい特別な雰囲気を醸し出している。
加えて、付属の充電ケーブルをスタイリッシュに収納できる、Kithがこのエディション専用にデザイン・製造したダッフルバッグが標準で用意されている。
マイアミ・ビーチで「BMW XM Kith Concept」ワールドプレミア
BMWとKithは、同じくロニー・ファイグ氏がデザインしたコンセプトカー「XM Kith Concept」を発表した。
内外装は、ロニー・ファイグ氏がBMWとのコラボレーションにより、ハイパフォーマンスモデルの特徴的なキャラクターとエクスクルーシブなスポーティネスを特に強烈に表現。市販車のホモロゲーションの慣習にとらわれず、洗練されたライティング・コンセプトのデザインにより、BMW Individualフローズン・テクノ・バイオレット・メタリック塗装にマッチするパープルカラーが中心的な役割を果たしている。XM Kith Conceptのサイド・アクセント・ストリップはブラックのバックライトストリップで構成され、各ストリップには363個のフルカラーLEDユニットが全長にわたって配置されている。これを作動させると、Kithの文字の周囲がダイナミックに紫色に発光し、サイドパネルの装飾エレメントにも、バックライト付きのKithロゴがあしらわれている。
ヘッドライトにもLEDユニットを使用し、パープルの配色を実現。Kithのロゴは、ロービーム・ヘッドライト用のLEDマトリックス・ディスプレイを使用して、メインヘッドライトのガラスカバーにも表示できる。XM Kith Conceptには、紫色の輪郭照明が施されたMラジエーターグリルのアイコニック・グローと、23インチ軽合金ホイールの紫色顔料をふんだんに使用した塗装仕上げも採用されている。
モータースポーツの系譜にちなむとともに、M1のデザインに敬意を表して、XM Kith Conceptはフロントで30mm、リアで35mmローダウンされ、両アクスルのトレッドは40mmワイド化されている。これは、特別なスプリングとホイールスペーサーの使用によって達成されている。
コンセプトカーの車内では、2025 BMW XM by KithのMマルチファンクション・シートに代わって、Mカーボン・バケットシートを採用。このバケットシートの表面には、Kithモノグラムのエンボス加工が施され、ヘッドレスト部分にはMストライプと組み合わされたKithエンブレムがライトアップされている。
1981年 BMW M1 E26 by Ronnie Fieg.
コンセプトカーと、Kithによる47台のXM限定車の両方を歴史的な文脈に位置づけるため、もう1つのユニークなモデルをマイアミ・ビーチで初めて一般公開。1981年の「BMW M1 E26 by Ronnie Fieg」は、Kithレーベルのデザインレパートリーから特別なディテールを取り入れた1台限りのスポーツカーとなる。
モデル名、製造年、内部モデル・シリーズ・コード、Kith創設者の名前が記されたこのクルマは、ロニー・ファイグ氏のアイデアによるもの。テクノ・バイオレット塗装仕上げ、テールゲートのMとKithを組み合わせたエンブレム、Kithの文字がエンボス加工されたインテリアは、市販車のデザインの類似性に加えて、ロニー・ファイグ氏の1981年型BMW M1と2025年型BMW XM Kith Conceptの間に新たなデザインの類似性を生み出している。










