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アウディ、イタリア・ミラノで電動2シータースポーツカー「アウディコンセプトC」公開
IAAモビリティ2025へ出展
2025年9月3日 13:59
- 2025年9月2日(現地時間) 発表
アウディAGは9月2日(現地時間)、電動2シータースポーツカー「Audi Concept C」をイタリアのミラノで公開した。
「Audi Concept C」は、アウディの新しいデザインフィロソフィーを初めて具現化したモデルとして、ドイツのミュンヘンで開催される「IAAモビリティ2025」に出展される。
公開された「Audi Concept C」の特徴としては、フロントデザインにバーティカルフレームが展開され、Auto Union Type C(1936年)や第3世代Audi A6(2004年)にインスパイアされた、プレゼンスとアイデンティティを伝える明確で直立したフォルムを採用した。
また、ヘッドライトやリアライトそれぞれに4つのエレメントを水平方向に配置した新しいライトシグネチャーを導入。このデザイン要素は、昼夜を問わずアウディのビジュアルアイデンティティを定義し、道路上での明確で間違いようのない存在感を示すものという。
「Strive for Clarity」(明快さの追求)を掲げて開催されたミラノでのイベントは、アウディのトランスフォーメーションにおける次章も示された。AUDI AG CEOのゲルノート デルナー氏(Gernot Döllner)は「先見的な思考と既成概念を超えようとする姿勢は、アウディにとって模範となります」と語る。
アウディは今年末までの24か月以内に20以上の新型モデルを発表し、プレミアムセグメントにおいて最も新しいモデルラインナップを実現する予定。今年春の「A6」、夏の「Q3」といったコアモデルのフルモデルチェンジに続き、IAAでは「Q3 Sportback e-hybrid」を披露する。
アウディは2026年もモデル戦略を継続し、2026年からインゴルシュタットで生産される完全電動のエントリーモデルや、Audi Sportによるパフォーマンスモデルを追加。完全電動モデル、プラグインハイブリッド、そして新世代の内燃機関搭載モデルを組み合わせ、電動モビリティへの移行が進む中で、ヨーロッパ、中国、北米の主要市場における堅実かつ柔軟なポジションの確保を目指すという。
同時にアウディは、すでに次のイノベーションサイクルに向けた取り組みとして、フォルクスワーゲングループとRivianとの戦略的パートナーシップでソフトウェアに関わるイノベーションを、また2026年には、アウディはFormula 1に参戦し、世界で最も過酷な技術ラボで、新しいテクノロジー、素材、プロセスを試す機会を得る。
デルナー氏は「Formula 1参戦に向けた準備は、全速力で進んでいます」と語り、数週間後に向けて、「私たちは、来年からFormula 1で何をお見せできるのか、その具体的な方向性をすべてのファンにお届けできることを楽しみにしています」と予告した。















