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Astemo、ジャパンモビリティショー2025に「レアアースフリーモーター」を初出展 SDV時代における先進技術を紹介
2025年10月16日 18:19
- 2025年10月15日 発表
Astemo(アステモ)は10月15日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)の出展概要を発表した。
Astemoは、車両内部の技術としてのIn Car領域だけでなく、クラウドやデータ活用を含む車両外部の技術としてのOut Car領域にも積極的に取り組んでおり、今回の展示では、SDV時代の車両開発に貢献する多様な基盤技術など、「デジタライゼーション」「安全」「環境」の3つの領域で、SDV時代における先進技術や取り組みを紹介する。
さらに、Immersive Theaterでは、Astemoの先進技術で「安全」と「自由」な移動を実現する未来のモビリティをMX4Dで体感できる。
デジタライゼーション領域では、高度なコンピューティング技術と先進ネットワーク・デジタル技術を活用し、継続的なクルマの進化に貢献する仕組みや技術を紹介。オンボードとバックエンドの連携により、データ収集からソフトウェア更新、サービス開発までを素早く循環させる「IoV(Internet of Vehicles)プラットフォーム」や、生成AIとデジタル環境により継続的なクルマの進化に貢献する「価値創成DX」、運転者の好みに応じて車両の運動を最適化して快適な運転フィールを提供する「ダイナミクス統合制御プラットフォーム技術」などを紹介する。
安全領域では、AD/ADASと先進シャシーによって、クルマの安全性や快適性に貢献する技術を紹介。車両周辺の落下物や路面の異常を検出することで安全性に寄与する「360度3Dセンシング技術」や、それと組み合わせることによりドライバーの負担軽減と快適な自動走行を実現する「NOA(Navigation on Autopilot)」、高度化する自動運転要求に応える次世代の「電動ブレーキ」、豊富なラインアップで安全性と新価値を提供するリンクレス形式の「ステア・バイ・ワイヤシステム SBWS」、さらに「モーターサイクル用ADAS」などを紹介する。
環境領域では、高効率パワートレーンによる環境負荷の低減に貢献する技術を紹介。主駆動にフェライト磁石、副駆動には磁石を使わない構成とし、油冷によって効率と安定性を両立した「レアアースフリーモーター」を初出展するほか、次世代のモビリティソリューションとして環境負荷低減と乗り心地の向上に寄与する「インホイールモーター」「小型二輪車用e-Axle」などを紹介する。
