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松田次生選手が2025年でSUPER GTでの活動を終了 「SUPER GTは卒業しますが、レーシングドライバー松田次生はずっと卒業せずに走り続けます」

2025年10月23日 発表
松田次生選手

 日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は10月23日、SUPER GT GT500クラスに参戦している松田次生選手が、今シーズンをもって同シリーズでの活動を終了すると発表した。

 松田選手は、2006年に日産/NISMOと契約し、フェアレディZ(Z33)、Nissan GT-R(R35)、現在のフェアレディZ(RZ34)の歴代GT500仕様車で、20シーズンの長きにわたってSUPER GTに参戦。Nissan GT-R NISMO GT500による2度のシリーズチャンピオン獲得だけではなく、シリーズ最多となる25勝をはじめ、JGTC/SUPER GT通算202戦、トータル獲得ポイントでは歴代トップの1267ポイントという実績を挙げてきた(他メーカーでの勝利数、参戦数を含む。最終戦もてぎは含まず)。

 NMCはリリースで「これまで松田選手を温かく応援し、サポートしてくださったファンの皆さまや関係者の方々にお礼を申し上げるとともに、松田選手のSUPER GT最後のレースとなる第8戦もてぎでの走りを、ぜひご覧いただけますようお願いいたします」としている。

松田次生選手のコメント

 第6戦SUGOで25勝を達成し、まだやれる、という気持ちがありつつも、目標を達成した時点で降りるのが僕らしいのではないかと思い自分で決断しました。また、SUGOでは、GT500で初優勝をした若い後輩の姿を見たときに、次の世代にバトンをつなげられたような、嬉しいような寂しいような不思議な気持ちになりました。

 長い間熱く応援していただいたファンの皆さま、サポートをしていただいた日産、苦楽を共にしてきたNISMO、TEAM IMPUL、KONDO RACING、タイヤメーカー各社、ずっと支えてくださったスポンサーの皆さま、僕のレース活動に携わってくださったすべての皆さま、そして家族に心の底から感謝しています。僕はレースが、そしてサーキットで皆さんが応援してくれているあの何とも言えない緊張感が、また何よりもクルマを走らせることが大好きです。SUPER GTは卒業しますが、レーシングドライバー松田次生はずっと卒業せずに走り続けます。

2025年でSUPER GTでの活動は終了するものの、レーシングドライバーは卒業せずに走り続けるという

NMC社長 真田裕氏のコメント

 日産系ドライバーとして20年間にわたり、素晴らしいドライビングでファンの皆さまや私たちを魅了してくれたことはもとより、GT500クラスの車両やタイヤの開発においても大きく貢献していただきましたことに深く感謝しています。松田選手のクルマに対する情熱は大変熱く、レースに限らずドリフトから市販車両にまでおよび、歴代のZやスカイライン、GT-Rと幅広くクルマを楽しむことに加え、知識も非常に豊富です。これからも引き続き、日産/NMCのさまざまな活動に携わっていただきたいと考えています。まずは最終戦もてぎを全力で戦っていただけるように、しっかりサポートしてまいります。