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F1メキシコGPで角田裕毅選手が「RA272」デモ走行 ホンダ三部敏宏社長「今日の走行は過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴と言えるでしょう」

2025年10月26日(現地時間) 開催
角田裕毅選手がF1メキシコGPの決勝前に「RA272」をデモ走行

 HRC(ホンダ・レーシング)は、10月26日(現地時間)に開催されたF1 メキシコGPの決勝に先だって行なわれた角田裕毅選手による「RA272」のデモ走行について、本田技研工業 取締役 代表執行役社長 三部敏宏氏のコメントを発表した。

 今回のデモ走行は、1965年のホンダF1初優勝を記念して、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されたF1 メキシコGP決勝レースの前に行なわれたもの。現在、唯一の日本人ドライバーとしてF1に参戦している角田裕毅選手がRA272のステアリングを握った。

1965年に優勝したときのRA272
角田選手がホンダの初優勝マシン RA272をドライブ

 三部社長は「1965年、メキシコGPで挙げたF1初勝利は、ホンダが世界の舞台で示した歴史的な一歩でした。本日、角田裕毅選手がその初優勝マシンであるRA272で走行し、多くのファンが声援を送る姿に胸が熱くなりました。2026年からワークスとしてF1に参戦するホンダにとって、今日の走行は過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴と言えるでしょう。今後もホンダは、世界最高峰の舞台での挑戦を通じて、ファンの皆さまに感動をお届けできるよう努めてまいります」とコメントしている。

左から本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部敏宏氏、角田裕毅選手、株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治氏

 なお、決勝レースは、ポールポジションからスタートしたマクラーレンのランド・ノリス選手が久しぶりの勝利を収め、ドライバーズランキングトップとなった。角田裕毅選手はピットでのタイムロスにより、スタートの10番手から1つポジションを落とした11位でフィニッシュとなった。