ニュース
ランドローバー、「クラシックディフェンダー」の日本限定特別仕様車「ムロマチエディション」
2025年11月6日 13:02
- 2025年10月29日 発売
- 6400万円
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、日本限定特別仕様車「CLASSIC DEFENDER WORKS V8 MUROMACHI EDITION(クラシック ディフェンダー ワークス V8 ムロマチ エディション)」を10月29日に発売した。「90」「110」各1台の合計2台のみで、価格はいずれも6400万円。
LAND ROVER CLASSICは、2012年~2016年の間に生産されたドナー車両を使用し、入念にレストア、リデザイン、アップグレードした1台。ムロマチ エディションも程度のよい中古車を分解したのち、新しい部品を使用して新車と同じように組み立てたモデルとなる。パワートレーンは、V型8気筒5.0リッターガソリンエンジンを搭載し、最高出力405PS、最大トルク515Nmを発揮。トランスミッションにはZF製8速ATを組み合わせ、力強くも滑らかなパフォーマンスと優れたレスポンスを両立している。
また、アイバッハ製カスタムスプリングとビルシュタイン製ダンパー、改良型アンチロールバー、再設計したリサーキュレーティングボールステアリングシステム、改良型アルコン製ブレーキなど、総合的にアップグレードしたサスペンションシステムを搭載。1台あたり何百時間にもおよぶ入念な作業を施し、耐久性、強度、ラグジュアリー、機能性を備えた究極のモデルとして、さらに洗練されたドライブエクスペリエンスを実現するという。
今回発売されたムロマチ エディションは、日本での事業展開を開始してから75周年を記念して、1950年に「LAND ROVER SERIES I」を初めて日本に輸入した「日本エンジニアリング」があった東京の日本橋室町2丁目2番地にちなんで名付けられたモデル。
ボディカラーは、特別に開発した「ムロマチヘリテージニュートラルグレイ」を採用。車体にはSERIES Iに装備されていた輸入車用シャシープレートから着想を得たもので、バーミンガム最古の宝飾店がムロマチ エディション専用に作り上げた真鍮のLAND ROVERバッヂ、MUROMACHIロゴ、WORKS V8バッヂが配置されている。
また、ボディ同色のヘリテージメッシュグリルを備え、ナルヴィックブラックのスチールホイール、ブラックアルマイト仕上げのエクステリアドアハンドル、ブラックの金具類があしらわれている。
インテリアは、ブリッジ・オブ・ウィアーのラグジュアリー感のあるチョコレートブラウンのセミアニリンレザーを採用。さらに、リッチで深みのあるレザーに、シルバーアルマイトのドアハンドルとサテンブラックのファブリックルーフフレームを合わせ、時代を超越した日本の伝統芸術とデザインを表現したという。
「90」はソフトトップ仕様で、折りたたみ式ルーフのデザインは2016年に生産終了した最後の「ディフェンダー」に装着されていたファブリックルーフをモチーフにしたもので、本格的なタイダウンとウェビングを装備している。
また、サイドとリア部分はジッパーを開いて巻き上げ、オープンエアドライビングができ、風雨からもある程度保護されるようになっている。高速走行時にはルーフをしっかりと固定できるようにタイダウンポイントも追加している。また、初めてモヘアファブリックルーフを採用し、優れた耐久性と上質さを兼ね備えた仕上がりを実現している。なお、「110」はブラックルーフとなる。






