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日産、「セレナ」をマイナーチェンジ 「ルキシオン」「ハイウェイスターV」のエクステリアデザイン刷新

Google搭載の最新NissanConnectインフォテインメントシステムも採用

2026年2月中旬 発売
278万5200円~499万8400円
「セレナ」をマイナーチェンジ

 日産自動車は12月18日、「セレナ」をマイナーチェンジして2026年2月中旬より発売すると発表した。価格は278万5200円~499万8400円。

 今回のマイナーチェンジでは、「LUXION(ルキシオン)」「ハイウェイスターV」のエクステリアデザインを刷新するとともに、ルキシオンでは新たな専用インテリアを採用。エクステリアカラーには全グレードに新たに3色を設定した。また、機能面ではGoogle搭載の最新NissanConnectインフォテインメントシステムや、最新のカメラ技術を用いた「インテリジェントアラウンドビューモニター」を搭載している。

価格表

モデルエンジン変速機駆動方式乗車定員価格
X直列4気筒DOHC 2.0リッターCVT2WD(FF)82,785,200円
XVパッケージ3,043,700円
ハイウェイスターV3,228,500円
X4WD2,990,900円
XVパッケージ3,249,400円
ハイウェイスターV3,494,700円
e-POWER X直列3気筒DOHC 1.4リッター+モーター2WD(FF)3,293,400円
e-POWER XVパッケージ3,583,800円
e-POWER ハイウェイスターV3,775,200円
e-POWER LUXION74,998,400円
e-4ORCE X4WD3,599,200円
e-4ORCE XVパッケージ3,889,600円
e-4ORCE ハイウェイスターV4,141,500円

 デザインについて、ルキシオンとハイウェイスターVではフロントグリルとアルミホイールにそれぞれ新たなデザインを採用。ルキシオンではより上質さとプレミアム感のある洗練されたエクステリアに仕上げ、インテリアにはしっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらす次世代素材「テーラーフィット」のシートを採用した。ハイウェイスターVではスポーティに特化したデザインを採用し、堂々とした存在感を強調したほか、全グレードでムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルーの新色3色を追加している。

ルキシオンとハイウェイスターVではフロントグリルとアルミホイールにそれぞれ新たなデザインを採用
ムーンボウブルー
アクアミント
ディープオーシャンブルー

 一方、装備面ではセレナとしてはじめてメーカーオプションのNissanConnectインフォテインメントシステムを採用した。同システムはGoogle搭載により、「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクトできるようになった。また、ドアの施錠し忘れやハザードランプ消し忘れ、窓の締め忘れをスマホに通知する「し忘れアラート」や、離れた場所からでもクルマを見守る新サービス「リモートフォトショット」にも対応した。さらにディーラーオプションとして15.6インチサイズの大型後席専用モニターを設定している。

セレナとしてはじめてメーカーオプションのNissanConnectインフォテインメントシステムを採用。Google搭載により「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応する

 また、要望が多かったという走行開始時に毎回e-Pedal Stepスイッチを操作する手間を省く、「e-Pedal Step 前回モード記憶」 機能を追加。停車時にエンジンを切るとメーター内のディスプレイに「後席を確認してください」とメッセージが表示されブザーが鳴る「後席リマインダー」を採用し、荷物のうっかり忘れや子供の置き去り防止といった家族の安全にも配慮した。

停車時にエンジンを切るとメーター内のディスプレイに「後席を確認してください」とメッセージが表示される

 加えて駐車や狭い道、交差点などのさまざまなドライブシーンで役立つ運転支援システムを拡充しており、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」、ミラーを閉じた状態でも両サイドビューを表示し、狭い場所での駐車等をサポートする「両サイドミラークローズドビュー」の3つの新しい表示機能を搭載した、「インテリジェントアラウンドビューモニター」を採用している。

「AUTECH LINE」「マルチボックス」が登場

セレナ「AUTECH LINE」

 NMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ)は12月18日、セレナに新たなカスタムカー「AUTECH LINE」と、荷室スペースに大容量の収納ボックスを備えたモデル「マルチボックス」を設定すると発表した。

 また、セレナのマイナーチェンジにあわせ、カスタムカー「AUTECH」、「AUTECH SPORTS SPEC」や車中泊仕様車「マルチベッド」、「ステップタイプ」「ライフケアビークル(LV)」シリーズをマイナーチェンジ。「AUTECH」「AUTECH SPORTS SPEC」は3月中旬より、その他モデルは全車2月12日より発売される。

 今回設定された「AUTECH LINE」は、さりげない個性やこだわりをクルマに求めるユーザーに向けて、車種ごとに最適化した特別なカスタマイズを施した新たなシリーズ。今回、「キャラバン」「ノート」「ルークス」に続いてセレナにも新たに設定された。「AUTECH LINE」の価格は333万8500円~425万1500円。

 セレナ「AUTECH LINE」では、メタル調フィニッシュのドアミラーを採用したほか、ダーク金属調シルバーの専用16インチアルミホイールとダーククロムのフロントグリルフィニッシャーを装備し、質感を高めた。また、シート素材にはしっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらす次世代シート素材「テーラーフィット」を、7人乗りに加えて8人乗りグレードにも採用している。

セレナ「AUTECH LINE」

 セレナ「マルチボックス」は、2列シート・5人乗りのシートレイアウトと、ベンチ・テーブルとしても使用可能な大容量の収納ボックスを備えたモデル。価格は357万2800円~473万5500円。

 荷室スペースに設置した収納ボックスは上面と側面が開閉でき、荷物の出し入れの利便性を図ったほか、ボックス内部にも開閉可能な仕切りを備えて、荷物を整理して収納することができる。また、ボックス上にも荷物を乗せることができ、荷室を上下の空間で有効活用ができるほか、ボックス上面の天板の一部を持ち上げてテーブルとして使用ができ、ボックスをベンチにして食事やデスクワークなどにも活用できる。さらに耐水性、撥水性に優れたCORDURA製の生地を採用したベッドマットをオプション設定し、車中泊仕様車としての使用も可能とした。

セレナ「マルチボックス」
セレナ「マルチボックス」