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フォルクスワーゲン、「ID.ポロ」が最終テスト段階 3バージョン設定で価格は2万5000ユーロから
ID.ポロ GTIは2026年内に本国で登場予定
2025年12月24日 16:10
- 2025年12月15日(現地時間)発表
独フォルクスワーゲンは12月15日(現地時間)、9月にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2025」にて世界初公開された「ID.Polo(アイディ.ポロ)」が最終テスト段階にあることを発表した。ID.ポロは2026年から本国で発売予定となっている。
フォルクスワーゲンは2023年3月にBEV(バッテリ電気自動車)のコンセプトモデルである「ID.2all」を世界初公開。モーターを前輪に搭載したのが特徴となっており、目標販売価格は2万5000ユーロとアナウンスされていた。
フォルクスワーゲンではモデル名に関する新しい戦略として、内燃機関モデルで親しまれてきた名称をBEVの「ID.」ファミリーにも引き継ぐ方針を定めており、それに則りID.2allのプロダクションモデルとして登場するのがID.ポロになる。
ID.ポロについては、11月に来日した独フォルクスワーゲン乗用車ブランドのトーマス・シェーファーCEOから「T-Cross」の電動バージョンである「ID.CROSS Concept(アイディ. クロス コンセプト)」とともに「日本市場に導入したいと考えている」と明かされている。
ID.ポロは現在プロトタイプが世界中の地域で走行テストを行なっているとのことで、予告どおりエントリーレベルの価格は2万5000ユーロから。MEBプラットフォームの改良版であるMEB+を採用し、2026年春のデビュー時は85kW(116PS)、99kW(135PS)、155kW(211PS)の3バージョンを設定。さらに166kW(226PS)仕様のID.ポロ GTIは2026年内に登場予定であることが発表された。
85kW/99kWバージョンはリン酸鉄リチウムイオンバッテリが搭載され、155kW/166kWバージョンはニッケルマンガンコバルトバッテリを採用し、最大450kmの航続距離を実現するという。
ボディサイズは4053×1816×1530mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2600mm。サイズはMQBプラットフォームを採用するクラシックなポロとほぼ同等としつつ、後席スペースが19mm伸長し、ヘッドルームが拡大。ラゲッジスペースもクラシックなポロと比べて24%増えて435L(リアシートバックを倒すと1243Lに増加)を実現しているとのこと。










