ニュース
GAZOO Racing、ラリー活動は「トヨタ」付きのTOYOTA GAZOO Racingに 東京オートサロン2026で豊田章男会長が決断
2026年1月13日 12:03
トヨタ自動車は2026年1月7日、これまでTOYOTA GAZOO Racingとして行なってきた活動を「GAZOO Racing(ガズーレーシング)」に変更すると発表するとともに、「TOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH」を「TOYOTA RACING GmbH」へと変更。WEC(世界耐久選手権)での活動は「TOYOTA RACING(トヨタレーシング)」として行なっていくことを発表した。
TOYOTA RACINGは、「モータースポーツの先端技術を通じて、長期的にトヨタの技術開発を支える基盤を強化していく」こととなる。
1月9日から始まった東京オートサロン2026で行なわれたTOYOTA GAZOO Racingのプレスカンファレンスでは、TOYOTA GAZOO RacingからGAZOO Racing、TOYOTA RACING、TG-RRへと変更される活動の一覧が示された。
その中では、WECとNASCAR(ナスカー)での活動がトヨタレーシングに、ニュルブルクリンク24時間レース、スーパー耐久、KYOJOでの活動がTG-RRになることを発表。TOYOTA RACINGの活動を引っ張っていくこととなるトヨタ自動車 中嶋裕樹副社長による囲みも実施され、TOYOTA RACINGはル・マン24時間制覇を最大の目標として活動していくことを語っていた。
TOYOTA GAZOO Racingは1月10日、11日にも東京オートサロン2026でトークショーを実施。11日のトークショーでチーム名の話題となり、世界ラリー選手権を戦うTGR-WRT(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)の会長でもあり、トヨタ自動車の会長でもある豊田章男氏が、ライバルであるヒョンデとフォードの動向を確認。両チームともHYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAM、M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMと、ヒョンデ、フォードのように会社名が入っていることを確認すると、豊田章男会長は「なら、付けましょう」とトヨタ名称入りを決定。従来どおりTOYOTA GAZOO Racingでの活動となり、チーム名も従来どおりTGR-WRT(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)となった。
トークショー会場は大いに盛り上がり、豊田会長は「ほとんど僕の感性です。あまり、理屈であっちだ、こっちだと言わないでくださいね」と照れながら、グローバルでの活動においてはトヨタが付く流れになったようだ。
F1での活動も現在TOYOTA GAZOO Racing Haas F1 Teamとトヨタ付きになっており、全体については1年を目処に整理されていくと発表されている。
今回の主眼が、ル・マン24時間レースの必勝態勢であるのは間違いなく、GAZOO Racingもグローバルでの活動をする上ではトヨタがあるほうが、ほかのチームとのバランスもよい(例えば、参戦する上でのチームの形は違うがAMGというプレミアムブランドを展開するメルセデスも、チーム名はMercedes-AMG PETRONAS F1 Teamとメーカー名入り)。である以上、GAZOO Racing側には意外と変更が少ないのかなと思える展開になっていた。
スーパーフォーミュラ、スーパーGTにおいてはエンジン供給がトヨタレーシングとなるため、いずれにしろ「トヨタ」という名称があるほうが分かりやすい面もある。豊田会長も「理屈で~」と述べているように、今後の成り行きを楽しみに見守りたい。WRCにおいてはTOYOTA GAZOO Racing、WECにおいてはTOYOTA RACING、ニュルブルクリンクやスーパー耐久においてはTG-RRというのは確定となる。


