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レクサスの新型「IS」に東海理化の竹繊維複合材料「BAMBOO+」を初採用

2026年1月19日 発表
レクサス「IS」のオーナメントパネル

 東海理化は1月19日、同社が開発を進めてきた竹繊維複合材料「BAMBOO+」が、レクサスの「Forged bamboo」として採用されたことを明らかにした。レクサスでは、新型「IS」のオーナメントパネルに活用していて、BAMBOO+が自動車用部品に採用されるのは、今回が初めてとしている。

 同社がこれまで開発を進めてきたBAMBOO+は、竹繊維を高配合し、環境に配慮した材料で、一般的な射出成形機で成形が可能。自動車メーカー、部品メーカーと連携し、これまで培った技術とノウハウを互いに活かして、自動車内装部品で求められる品質・耐久性を実現させたとしている。

 BAMBOO+の特徴は竹繊維が織りなす豊かな表情とさらりとした手触りにより製品の意匠性を高めるといい、今回採用されたレクサスの新型ISのオーナメントパネルでは、竹繊維が織りなす唯一無二の特徴的な陰影により、車両の力強い躍動感とスポーティなインテリアを際立たせたとしている。

BAMBOO+ペレット材

BAMBOO+について

 BAMBOO+は日本の竹の有効活用により、国内の放置竹林による社会の困りごと解決や、雇用創出で地域へ貢献していく考えのもと、竹繊維を最大55%配合した複合材料で、自動車用の竹ステアリングホイール製造で協業している同社関連会社のミロクテクノウッドと、高知県(高知県工業技術センター、高知県立紙産業技術センター)とともに、2021年より共同開発を進めてきた。

 また、高知県内に新たに工場を取得し、2025年11月より、BAMBOO+の本格生産を開始。さらに、今後の製品展開に向けた新たな可能性を探るため、同社音羽工場に隣接する社員寮の食堂に、BAMBOO+を用いた壁面およびチェアの試作品を設置し、検証を進めている。

 BAMBOO+については、自動車に限らず、家具、建材など幅広い分野への応用も進めており、今後も同社では持続可能な社会の実現に向けて、素材開発を通じた新たな価値創造に挑戦していくとしている。

BAMBOO+を使用した壁面
BAMBOO+を使用したチェア