ニュース

東海理化、「ステアバイワイヤコントロールユニット」を新開発

2022年1月13日 発表

 東海理化は1月13日、2024年の実用化を目指して提案を進めている、ステアバイワイヤシステムに対応した「ステアバイワイヤコントロールユニット」を開発したことを明らかにした。

 ステアバイワイヤシステムは、ステアリングとタイヤを機械的につなぐことなく電気信号でタイヤを操作するシステム、高度な制御が可能となるため、自動運転につながる技術とされる。

 東海理化では、CASE(Connected, Autonomous/Automated, Shared, Electric)やMaaS(Mobility as a Service)などモビリティ社会の大きな変化に対応すべく、製品開発に取り組んでいる。今回、新たに開発したステアバイワイヤコントロールユニットは2024年の実用化を目指し、ステアバイワイヤシステムを採用する超小型モビリティやMaaS車両向けに提案を進めているもの。

 同製品の主な特徴は、同社独自の小型モータとギヤ構造により小型・軽量化を実現することで、さまざまなボディタイプの車両へ搭載が可能。コネクタ1つで簡易な車両との接続を実現させた。

 また、車両ごとのコンセプトに合わせた操舵反力フィーリングの調整、ドライビングに必要なターンスイッチ、ワイパスイッチやシフタなどのスイッチ類やディスプレイ、センサを集約した。

【東海理化】ステアバイワイヤシステムに対応した「ステアバイワイヤコントロールユニット」を新開発

 なお、同製品は1月19日~21日に開催される「第14回 オートモーティブ ワールド」において紹介予定。